『おてんば母さん』|親孝行大賞受賞作品
【ペンネーム】おとみさんさん 【性別】男性 【年齢】70代 【住所】大阪府吹田市 【「親孝行大賞」のタイトル】 おてんば母さん 【「親孝行大賞」の本文】 母は8年前に102才で亡くなりましたが、おてんばで子どものように天真爛漫な人でした。90歳ぐらいから足が弱って長い距離を歩けなくなり、車椅子で出かけるようになりました。 ある日、バラ園が有名な大きな公園に一緒に行った時に、母が大きな観覧車を見つけ […]
【ペンネーム】おとみさんさん 【性別】男性 【年齢】70代 【住所】大阪府吹田市 【「親孝行大賞」のタイトル】 おてんば母さん 【「親孝行大賞」の本文】 母は8年前に102才で亡くなりましたが、おてんばで子どものように天真爛漫な人でした。90歳ぐらいから足が弱って長い距離を歩けなくなり、車椅子で出かけるようになりました。 ある日、バラ園が有名な大きな公園に一緒に行った時に、母が大きな観覧車を見つけ […]
その昔、さる神社の宮司さんに教えていただきました。 「神社やお寺で、金運とか出世とかを祈願するのが当たり前になっていまいすが、本当は違うのです。『今まで生きて来られたこと、今あるすべてのことに、ありがとうございます』と感謝をするところなのです」 以来、20年余り、数え切れないほど神社・仏閣でお参りをしてきましたが、「お願いごと」をしたい気持ちを堪え、にとにかく「今あるすべてのことに感謝します」と手 […]
【ペンネーム(掲載時のお名前)】デシさん 【性別】男性 【年齢】60代 【住所】東京都江東区 【「親孝行大賞」のタイトル】 「ちょっとした小旅行」 【「親孝行大賞」の本文】 旅行好きの父は忙しい仕事の合間にもよく海外旅行へ出かけていた。仕事に終止符を打った後は、日帰りの旅やバス旅が楽しみだった。 私が父との小旅行に付き合えるようになったのは30代を過ぎた頃からだった。それはもっぱらバスでの日帰り旅 […]
【ペンネーム】はるちゃんさん 【性別】女性 【年齢】40代 【住所】熊本県熊本市 【「親孝行大賞」のタイトル】 目の奥の記憶 【「親孝行大賞」の本文】 私の父は、若い頃からの持病の合併症の影響で、60歳を超えたころから視力の低下が始まり、 それと同時に、歩行も少しずつおぼつかなくなっていました。 「目が見えなくなる前に、歩けるうちに、きれいなものが見たいな・・・」 と口癖のように話す父にある日、 […]
【ペンネーム】めんさん 【性別】女性 【年齢】30代 【住所】宮城県仙台市 【「親孝行大賞」のタイトル】 無言は肯定 【「親孝行大賞」の本文】 私は神社仏閣が好きです。影響は母からです。仕事が一段落し、旅行に行きたいと思い実家に住んでいる母を誘いました。 母だけ誘うのもなぁと思い 「お父さんも誘ってみて?」 「いいけど行かないと思うよ」 後日母から連絡がありました。 「お父さん行くって」 「行きた […]
兵庫県神戸市 ペンネーム:柚樹香さん <心に響いた「たった一言」> 『ありがとう』あんまり言うことはないけど、毎日思ってる <「たった一言で」エピソード゙> 父が母に向けて結婚30周年の記念日の家族旅行で言った言葉。 普段言葉数の少ない父が言うからこそ、重みのある言葉に感じました。 なかなか「ありがとう」って言わない父を見ていて、母は頑張ってるのに何で言わないんだろう。。。ともやもやしていましたが […]
【ペンネーム】ゆーみーさん 【性別】女性 【年齢】30代 【住所】沖縄県那覇市 【「親孝行大賞」のタイトル】 代理親孝行 【「親孝行大賞」の本文】 母にはたくさん反抗してきたし、今でも母と気が合う訳ではない。今でも元気に、私の髪型や生活に文句を言っては介入してくる母である。 こっちは親孝行だと思って母の日にちょっとした花を贈れば、貧乏に育った母は「いくらしたの!?こんな無駄遣いして!こんなのいらな […]
名古屋市西区の森茂伸さん(60)は目が不自由で、通勤はもとより外出するときには白いつえが手放せない。 しかし、休日には精力的にイベントや旅行に出掛ける。中でも夫婦で温泉へ行くのが一番の楽しみという。 その森さんの知り合いで、弱視の女性Aさんの話。 Aさんも温泉が好きで、全盲の女性の友人と温泉に出掛けた。宿に着くと早速お風呂へ。誰も入っていなかったので、二人で湯船に漬かって話が弾んだ。 しばらくして […]
拙著「京都祇園もも吉庵のあまから帖」シリーズは、タイトルの通り京都が舞台です。 でも、私は100%名古屋人。いくら京都が好きだからといっても、京都の風俗や慣習、京言葉を書くのはたいへんです。そのため、できる限り京都を訪ねてブラブラ歩き、京都の友達とオシャベリするように努めています。 また、「京都」に関する書物も、片っ端から読み漁ります。そんな中、笠井一子著「配膳さんという仕事」(平凡社)に出逢いま […]
東京都板橋区 江口さん <心に響いた「たった一言」> 「何度も言わんでいいんさぁ」 <「たった一言エピソード」> 3年前の春、波照間島に一人旅をしたときのことです。 夕方、のんびりと海岸沿いを歩いていたら、珊瑚砂の上でビールを飲んでいる島民の方たちがいました。「こんにちは」と挨拶をすると、一緒に飲もうと誘われました。 まさかそのような展開になるとは思っていなかった私は、恐縮し丁重にご遠慮したのです […]