親孝行大賞受賞作品★ハッピー賞★『親孝行したいときに親がいないのはいやだろ?』

【ペンネーム】前田憶人さん
【性別】男性
【年齢】10代
【住所】京都府京都市

【「親孝行大賞」のタイトル】
「親孝行したいときに親がいないのはいやだろ?」

【「親孝行大賞」の本文】

「親孝行したいときに親がいないのはいやだろ?今のうちにしときや。」が口癖の母親。

僕は、今反抗期の真っただ中にいると思う。理由は明白で、母親が発言したこと全てに苛ついて歯向かってしまう。例として、期日まであまり時間がない課題をこなしている最中に話しかけられたり、リラックスしているときに早く宿題しなさいと一言かけられたりしたときに、イラっとしてしまう。今からやろうとしているのに口出しする母親に無性に腹立たしく感じている。

ある日、母親が肩をもんでくれと頼んできたのでいつも通り断ると一言こう声をかけられた。「親孝行したいときに親がいるのは幸せなことなんやで」と。当時の自分にはあまり心に響かなかった。それよりも早くゲームがしたくてたまらなかったので自分の部屋にこもった。冷静になって考えてみても好きで親孝行する人などいないと思う。しかし、ある出来事をきっかけに考え方が変わった。

いつも通り、自分の部屋にこもってゲームをしていると勢いよくドアを開け、慌てた様子の母親の顔があった。「おじいちゃん死んだって。」頭の整理が追い付かなかった。父方の僕にとっての祖父が亡くなり、衝撃的だった。とはいえ、滋賀県に祖父が住んでいることもあり京都にいる僕にはあまり関わりもなく年に二回ほど帰って少し話す程度だった。

葬式の日、父親が泣いているのに驚いた。普段あまり弱気なところを見せない父親だったが、泣いていた。普段から気軽に話せるような距離にいなかったため、最後に話せなかった事を悔いている様子だった。私は、この時に初めて母親の言っていた言葉に現実味を感じた。

やはり、僕は素直な言動を親には見せる事が出来ない。僕が急に素直になったことを良いことに親が付け入ってくるからだ。普段から、僕が反抗しているせいか親もすぐ否定から入ってくる。頭ごなしに怒ってくることもある。だが、親孝行したいと思う日が来てからでは遅いと学んだから今からでも少しずつしていきたい。

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