親孝行大賞受賞作品★ハッピー賞★『親子でドライブ』

【ペンネーム】梅左衛門さん
【性別】女性
【年齢】50代
【住所】岐阜県本巣市

【「親孝行大賞」のタイトル】
「親子でドライブ」

【「親孝行大賞」の本文】
母が体調を崩し、入院していた時の話です。母の退院後、実家に里帰りして身の回りの手伝いに行きました。ちょうど年末年始も近い時期だったので、お正月の買い物に行く事になりました。

母はまだ体の調子も戻っていないので父と2人で買い出しに出かけました。普段、実家に帰ると買い物は両親と私で出かけますが、今回の様に父と2人きりで行くのは小学生以来。子供の頃の私は父がとても苦手でした。父は単身赴任で週末にしか家に帰ってこなかったため、なんだか話かけにくい存在でした。父も子供にどう接したらいいのか分からなかったのかもしれません。結婚するまでは父と話すといつも緊張していました。

2人で軽トラックで買い出しに。丁度父の実家があった場所を通りました。狭い軽トラックの中、ふと昔の事を思い出しました。「ここにお父ちゃんの実家あったよね。小学生の頃来た覚えがあるよ。」と言うと、父は嬉しそうに話し始めました。

亡くなった自分の両親の話や、自分が子供の頃の学校の話など。今まで聞いたことのなかった父の子供の頃の生活。知らなかった父の姿が色々と見えてきたのでびっくりしました。これまで父とはそんな話をした事がなかったため、驚きの連続でした。

スーパーで買い物した帰り道、父が「亡くなった母親の実家がある場所を通って帰るか。」と言いました。しばらく走ると父の母親が生まれ育った家の場所があり、父が懐かしそうに見つめていました。そんな父の顔を見るのは初めてでした。父の人生を見た様な気がしました。

自分も親になり、母には子育ての相談や色々な悩みを聞いてもらう事が多かったのですが、父とは話をする事があまりありませんでした。けれど母が病気になって、父と2人で話す機会が出来た事はとても新鮮でした。

父と親子でドライブ、楽しかったです。親孝行が照れ臭くて出来ない私ですが、良い思い出が出来ました。ありがとう、お父さん。また一緒に買い物へ行きましょう。

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