『私は、毎日親孝行中』|親孝行大賞受賞作品

【ペンネーム(掲載時のお名前)】アオイ
【性別】女性
【年齢】20代
【住所】東京都品川区

【「親孝行大賞」のタイトル】
 私は、毎日親孝行中

【「親孝行大賞」の本文】
私は、両親に迷惑や心配ばかりかける子供だった。

学生の頃は、勉強や運動が出来るわけでも無かったし、不登校になったり、門限を破るのも日常茶飯事だった。だから、社会人になったら、いち早く親孝行がしたいと思っていた。

ただ、親孝行といっても何をしたら良いのか分からなかった為、まずは両親が自慢出来る娘になろう、と決めていた。

そして新卒入社をしてからは、必死に働いて良い評価を取り続けた。その結果を報告する度、両親が喜んでくれることが嬉しくて仕方がなかった。

しかし、入社4年目になった今年。今までの代償が唐突に来た。がむしゃらに走り続けた結果、体よりも心がポキッと折れてしまった。

会社からの帰り道、泣きながら両親に電話をかけた。

「頑張りたいのに、頑張れない。もう無理かもしれない。早くお母さんとお父さんに親孝行したいのにこんなんじゃ出来ない」

私の溢れ出す思いを何も言わずにただひたすらに聞いたあと、両親は笑いながらこう言った。

「親孝行なんて、そんなの貴女が笑って楽しいって思って生きていてくれれば他には何も要らないんだよ。帰る家はいつでもここにあるから。安心しなさい」

その言葉に、止まりかけていた涙がまた溢れ出した。

それから私は毎日笑って過ごすこと。自分が楽しいと思える選択することを心がけている。

そう毎日私は、親孝行中なのだ。

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