『我が家の親孝行娘』|親孝行大賞受賞作品

【ペンネーム(掲載時のお名前)】住 田 沙 織さん
【性別】女性
【年齢】30代
【住所】愛知県名古屋市

【「親孝行大賞」のタイトル】
我が家の親孝行娘

【「親孝行大賞」の本文】
我が家には重い障害のある娘がいる。生まれてすぐに、呼吸状態が悪くなり、大きい病院の新生児集中治療室に移された。

治療の甲斐もあり、少しずつ元気になってきたが、母乳がうまく飲みこめず、むせてしまっていた。先生からは「この子は口からご飯を食べられないかもしれないね」と言われた。

食べることが何よりも楽しみな、食いしん坊夫婦の私たちにとって、この先生の言葉は衝撃だった。

病院から帰ってきて、真っ先に仏壇に手を合わせ「ご先祖様!どうか娘がおいしいものを沢山たべられるようにしてあげてください!」とお願いした。

ご先祖様もさぞ困惑したであろう。しかし、願いをきちんと聞いてくれたようで、その1週間後、娘は突然、おいしそうに哺乳瓶から母乳を飲むようになった。
その姿はとても愛らしく、幸せそうで、私たちも本当に嬉しかった。

その娘も、今は5歳になった。
様々な病気が見つかり、重い障害が残ってしまった。
子供が障害を負ってしまい、さぞかし親は悲しみに暮れているのではないか、と皆さんは思うだろう。

実はそれほどでもない。
もちろん辛いことも多いが、娘は私たちを幸せにしてくれる親孝行娘なのだ。
くりくりした目でじっと私を見つめるのだが、とろけてしまうくらい可愛い。笑顔も多く、甘え上手だ。

そして、何より、食欲旺盛なこと!パクパクと何でも喜んで食べ、満腹になると体をよじらせ、満面の笑みで喜びの表現をする。
その姿がとてもとても幸せそうで「あぁ、この子を産んで良かった!」と心から思わせてくれるのである。

娘には、これからもおいしいものを沢山食べさせてあげたい。満腹になった幸せな笑顔を見ていると、日頃の苦労もふっ飛んで、私たちも幸せになる。その幸せな笑顔を見せてくれることが、一番の親孝行だから。

最新情報をチェックしよう!
>プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

ゆっくりでいい。一歩ずつでいい。
自分のできる範囲でいいから、
周りのことを思いやる世の中を作ろう

CTR IMG