『目の奥の記憶』|親孝行大賞 こころにビタミン賞

【ペンネーム】はるちゃんさん
【性別】女性
【年齢】40代
【住所】熊本県熊本市

【「親孝行大賞」のタイトル】
目の奥の記憶

【「親孝行大賞」の本文】
私の父は、若い頃からの持病の合併症の影響で、60歳を超えたころから視力の低下が始まり、
それと同時に、歩行も少しずつおぼつかなくなっていました。

「目が見えなくなる前に、歩けるうちに、きれいなものが見たいな・・・」
と口癖のように話す父にある日、

「きれいなものって、どんなもの?」と聞きました。
「夜景とか、ネオンとか、キラキラしたものがいいな。ほら、ラスベガスとか。」

その話を聞いた私は、妹に相談。
「お父さんの夢、叶えてあげようよ!」と即決。

子供のころから、祖母の介護のため、1泊すら旅行をしたことがなかった私たち家族は
思い切ってラスベガスに行くことにしました。

24時間眠らない街ラスベガスは、「夜景、ネオン、キラキラ」がいっぱい詰まった街で父は子供のように目を輝かせながら、本当に楽しそうにしていました。

それから数年が経過し、全盲となった父は、歩けなくなり、寝たきりとなりました。闘病中も、「ラスベガスもう一度行きたいな。楽しかったな。」と何度も何度も繰り返してました。

これが最初で最後の家族旅行となりましたが、幸せそうに思い出を語る父を見てあの時本当に連れて行ってよかったと心から思います。

父が亡くなってからは、この思い出話をして、心の温かった父の優しさを思い出しています。

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