親孝行大賞受賞作品 ハッピー賞『小さな息子の親孝行』

【ペンネーム】もこさん
【性別】女性
【年齢】30代
【住所】山梨県都留市

【「親孝行大賞」のタイトル】

小さな息子の親孝行

【「親孝行大賞」の本文】

突然のことだった。息子が発熱したある日。はじめての熱性痙攣の重責発作を起こした1歳の息子。痙攣は病院についても止まらず、唇は真っ青。本当に生きた心地がしなかった救急車の車内。

病院でも、手に負えず大学病院へドクターヘリで転送になってしまった。今まで病気一つなく健康ですくすく育ってくれた息子。

保育園生活にも慣れてきていた頃だった。息子がヘリに乗り空を飛ぶ姿をみて、涙が止まらなかった。病院でも家族控え室で家族みんなが集まり、不安な気持ちだった。

医師からは、痙攣の原因も不明であり、血液データが悪すぎて、輸血をしても今夜が山場かもしれない。そんなことを言われ、夫婦で涙していた。

長時間痙攣したことで、後遺症も否定できないと言われ、頭を金槌で殴られるほどの衝撃をこの時感じていた。集中治療室の息子は、静かに眠っており手を夫婦でにぎることしかできなかった。

可愛い息子の笑顔が、もう戻らないのではないか。普通に過ごしてきた日々が、どれだけ尊いものだったのか。忙しい日々の中で忘れていたことを悔み、海の底にいる感覚だった。

後日、息子は意識を戻したと病院から連絡をもらい駆けつけた。

「ママー! パパー!」

ギャンギャン泣いて、点滴を引っ張り、暴れて泣いていた。そんな姿をみて、心の底からホッとしみんなで泣きながら抱き合った。

小さな命が、日常の生活の尊さを考えさせてくれる時間を与えてくれた。

私たち夫婦からしたら、助からないかもしれない息子が命をかけて、命の大切さを教えてくれたこと。元気に回復してくれて、本当に親孝行だと感じた。

息子の笑顔が以前に増して輝かしく感じ、この笑顔を守って生きていきたいと思えるエピソードであった。

息子が今回のような経験をしたからこそ、命の大切さ、家族の大切さ、日々の尊さを教えてくれたと思う。

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