ちょっといい話『どういう負け方をするかで人生は変わる』志賀内泰弘

「勝ち組」「負け組」という言葉が、一時巷で流行ったことがあります。でも、今は、そんな言葉を使う人は珍しいように思います。人生は勝ち負けではありませんからね。そして、「幸せかどうか」は、他人が決める事ではなく、自分が思う事です。

「勝ち」「負け」はともかくとして、人生は挫折、失敗の連続だと思います。おそらく、一度も転んだことのない人はいないのではないでしょうか。何かにチャレンジしている人。何かに打ち込んでいる人ほど、挫折、失敗は多いと思います。

サラリーマンをしていた時、私は「宮仕え」のくせに、社内でいろいろな新しい試みに取り組みました。組織の一員ですから、当然、周りからは疎んじられます。叩かれることもあります。ある時、3歳ほど年上の先輩から言われました。

「やるからトラブルが起きるんだ。何もするな!」

人生とは、「負ける」ことなんだ・・・とつくづく思います。それでも、社内の提案制度があるわけでもないのに、改革案の企画書を書いて上司に提出し、煙たがられていました。

その後、フリーになると、ますます挫折、失敗の日々の連続になりました。講演に出掛ければ、「あ~ウケなかった」と悩み、本を出せば、「あ~売れない」と落ち込む。何かイベントを仕掛ければ、「あ~人が集まらない」と駆けずり回り、ボランティア団体の相談に乗ると、「せっかくアドバイスいただきましたが、解決しませんでした」と言われてがっくり。

さて、松たか子主演のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(フジテレビ系列)を見ていた時、「あ~そうそう、それだ」と、思わず膝を叩きました。それは、こんなセリフです。

「スポーツの世界の一番は勝った人じゃないよ。金メダルを獲った人でもないよ。グッドルーザー。負けたときに何をしたかで、本当の勝者は決まるんだ」

「え?・・・グッドルーザーって何だ?」
と思わず検索。「負けっぷりのいい人」「潔く負けを認める人」とありました。

アスリートだけでなく、これはどんな人の人生にも当てはまるのではないかと思いました。そう、私の人生にも。たくさんの、挫折、失敗を繰り返し、それにも「負けず」、また挑んでは挫折、失敗をして、負けて来ました。

じゃあ、最悪の人生だったかというと、そうではない。一つの「負け」を僅かでも教訓にして、次のトライに活かすことができました。階段を上ることができなくても、挫折、失敗をして落ち込んでいる人の気持ちがわかるようになった。それだけでも、「負けた」ことの収穫だと思えるのです。

もっとも、「それはお前の負け惜しみだ」と言われるかもしれませんが・・・。

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