『成功している人の5つの特徴』|ちょっといい話 志賀内泰弘

経営コンサルタントの小宮一慶さんの講演を拝聴しました。ベストセラーになった「ビジネスマンのための『発見力』養成講座 」 (ディスカヴァー携書)を読んで以来、「いつか聴きたい」と思っていた願いがようやくかないました。

演題は、「成功するリーダーの条件」です。

「成功している人の5つの特徴」とは何かを、論理的かつ情緒的に説明されました。
(その1) せっかちであること
(その2) 人を心から褒めることができること
(その3) 他人の事でも自分のことのように考えられること
(その4) 怖いけど、やさしいこと
(その5) 素直であること

そして、もう一つ追加するとすると、
(その6) もう一歩踏み込むこと
だそうです。

それぞれ、具体的な事例を掲げて教えていただきましたが、(その4)の「怖いけど、やさしいこと」というのが特に心に留まりました。

小宮さんは、パナソニックの創業者・松下幸之助さんをたいへん尊敬し、その著書を何度も何度も読み返しているそうです。ぜひ、直接お目にかかりたいと思いはしたけれど、時既に遅し。もう天国に逝っておられました。

そこで、人伝に頼んで、幸之助さんの下で働いていたことのある古株社員を紹介してもらい、「幸之助さんはどんな方でしたか?」と尋ねたそうです。

すると、その方は、こんな話をされました。

ある時、部長が幸之助さんに社長室に呼ばれて、仕事のミスを叱られました。幸之助さんは、普段は温厚ですが、怒るととにかく怖い。その剣幕に失神してしまう人もいました。

ところが、幸之助さんは、「怖い」だけではありませんでした。部長の家の電話番号を総務から教えてもらい、奥さんに電話をしてこう言ったのだです。

「今日、おたくの旦那は、おそらく落ち込んで帰って来ると思います。お銚子の2.3本でもつけて待っていてください。そしてやさしくしてあげてください」

「怖い」ほどに仕事には厳しい。でも、それは真の「おもいやり」に裏付けされたものだったのです。

あふと、サラリーマン時代のことを思い出しました。たびたび上司から言われたこんなセリフです。

「お前のために言ってやっているんだぞ」

でも、多くの場合、「私のため」ではなく、その上司が自分の私利私欲のために言っていることが透けて見えました。

この幸之助さんのエピソードを聞いて、幸之助さんが人を「叱る」とき、本当に「あなたのため」に言っているのだという「おもいやり」を感じます。

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