『間違えた後が大切』|ちょっといい話 志賀内泰弘

その昔、大学受験に失敗しました。
なんとか、滑り止めに引っかかり、浪人はしなくて済みましたが、
その「落ちた」理由ははっきりしています。
勉強のやり方がわからなかったのです。

その後、社会人となり、ようやく、
「ああ、勉強ってこういうことか」
と気付くことになります。
それは、ミスを繰り返さないこと。
何歳になっても、部長でも社長でも、国会議員でもミスを犯します。
肝心なのは、そのミスを教訓として生かすこと。

学校の勉強に置き換えるなら、
テストで間違えた問題を、解けるようになるまで勉強することです。
私は、恥ずかしながら、それがまったくできていませんでした。

友人で、岐阜聖徳学園大学教授の玉置崇さんから、新刊の著書が送られてきました。
パラパラッとめくると、各ページの見出しに、こんな「問いかけ」が書かれていました。

「『あれっ?』と言った気持ちがわかるかな?」
「次はどんなことを言うと思う?」
「困っていることを伝えてごらん?」
「『なぜ?』と思うことはないかな?」
「違いをはっきりさせよう」
「これですべてかな?」
「こういうときは、どうしてきたかな?」
「わからないと言えることがすごいね!」
「近くの人と相談しよう」
「「ここがわからない」とはっきり言おう」
「それぞれの状況を伝え合おう」
「一生覚えておくとよいと思うことは?」

なんかビジネスパースンに必要な言葉が羅列してあります。
経営者やマネージャーが、若い社員を指導する時に、答を自ら導かせるために使えそうなキーワードです。

実は、この本のタイトルは・・・。
「中学校数学授業 発問言葉かけ」(明治図書)です。
サブタイトルに、「生徒が考えたくなるキーフレーズ100」とあります。
この「生徒」というところを、「社員」に置き換えたら、まるでビジネス書です。
でも、児童、生徒、学生、社会人も「学ぶ」という観点からは同じです。

さて、そのキーフレーズの一つに、
「間違えた後が大切!」
というのがありました。
これを、50年前に読んでいたら・・・と思うと悔しいのでありました。

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