ほろほろ通信『ハッピーセットを届けたい』志賀内泰弘

安城北中学1年の金田千咲さんは小学1年の時からボランティアサークルに参加している。大人も子どもも性別も関係なく集まった人たちが一緒になり、植樹や川べりのごみ拾いなどさまざまなボランティアをする。

8月8日には安城七夕祭りの会場で、訪れた 子どもたちに風車の作り方を教えた。子どもはもちろん、そのお母さんたちも喜んでくれ、
「うちの子もこのサークルに入れたい」
「活動はほかにどこでやっているの」
と尋ねられることもある。そして、必ず返ってくる言葉。それは「ありがとう」だ。特に頑張った後に言われると感激する。何げなく使っている言葉の素晴らしさに気づいた。

もう一つある。それは笑顔だ。笑顔で、「ありがとう」と言われると、感動が倍増し「今度も頑張ろう」と言う気持ちになれることを発見した。「ありがとう」と「笑顔」をハッピーセットと名付けて普段の生活で使うようになったという。

植樹活動をした時のこと。大変な仕事だが、1本植えるごとに達成感が生まれた。すると「もう1本植えてみよう」という気持ちになる。登ってきた時には寂しい表情だった山道が、帰りには生き生きとして見え「こんなに植えたのかな」と驚いた。

地球を助けるなんて大きなことはできないけれど、人の役に立ち、人に感謝される仕事に就きたいと思うようになった。そして金田さんは今、警察官になる夢を抱いて いる。「今まで多くの人たちからもらったハッピーセットを、今度は自分が町中に届けて明るい未来にしたい」と言う。

<中日新聞掲載2009年11月08日>

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