ほろほろ通信『高速道路の子猫』志賀内泰弘<中日新聞掲載2012年12月9日>

松永敏彦さん(57)は名古屋高速道路公社に勤めている。サービス推進課でお客さまの声を聞くのが仕事だ。

高速道路上にはさまざまな物が落ちている。パトロール隊が日夜巡回して取り除いているが、広範囲のため限界がある。

そのため「○○に段ボールが落ちていますよ」などといったお客さまからの通報が頼りになる。

昨年1年間で、その数は500件以上に及ぶ。中でも頭を悩ませるのが動物の侵入だという。犬や猫は日常茶飯事。ハクビシンが迷い込んできたこともある。

名古屋高速では、出口に料金所がないので侵入できてしまうのだ。動物ではないが、認知症のお年寄りが深夜に徘徊(はいかい)していたということも。

ある日の午後1時ごろのこと、40代の女性からメールが届いた。

「今朝、名古屋高速の黄金出口で茶色の子猫がうずくまっているのを見ました。進行方向右側です。朝の8時ごろのことなので、もういないかもしれません。見間違いかもしれませんが、もし猫だったら救出をお願いできないでしょうか。気になって仕方がないのでメールしました」

担当者は、これを見てすぐさま確認。すると、午前9時ごろ、巡回中のパトロール隊が子猫を発見し、高速道路の外の安全な場所へ移動させていたことが判明した。

「犬は怖がってすくんでしまうことが多いです。でも猫は道路をあちこち走り回る。捕まえようとするとかみついたり引っかいたりして大変です」

と松永さん。

動物に限らず落下物を見つけたら、ご一報をお願いしますとのこと。

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