ほろほろ通信『子猫を救った子どもたち』志賀内泰弘<中日新聞掲載2012年10月14日>

名古屋市名東区の栗原美紗さん(高1)が、小学6年の弟・淳(あつし)君から聞いた話。

学校が終わってから、淳君が近くの公園で6人の友達と遊んでいると、そのうちの一人の子が猫を抱えて来た。何でも道路の真ん中で車にひかれそうになっていたのだという。グレーのかわいい子猫だが、目にけがをしており、目やにが付いていた。

一人の友達が家に走ってキャットフードを持って来た。食べさせるが少ししか口にしない。元気がなく弱っている様子だったので、みんなで相談し、近くの動物病院へ連れて行くことにした。

目の手当をしてもらい、目薬をもらった。病院の先生に「ここで飼ってもらえませんか」と頼んだが無理だった。それでも治療費を無料にしてくれたという。再びみんなで相談。すると一人の友達のおばあちゃんが、家で猫を10匹くらい飼っていることが分かった。

ひょっとするともう一匹飼ってくれるかもしれない。すぐに電話をして事情を話すと、引き取ってくれることになった。おばあちゃんの家は近くだったので、みんなで預けに行った。

美紗さんは、路上で車にひかれている猫を見たことがあり、その時悲しくて仕方がなかった。今回も、きっとそのままだったら子猫は死んでしまったに違いない。みんなが協力して一つの命を救えたことに胸がいっぱいになったという。

「弟たちも命の大切さを学ぶことができ良い経験になったことでしょう。本当は捨て猫なんていない世の中になるといいですね」と美紗さん。元気になった子猫をみんなで見に行く予定だという。

最新情報をチェックしよう!
>プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

ゆっくりでいい。一歩ずつでいい。
自分のできる範囲でいいから、
周りのことを思いやる世の中を作ろう

CTR IMG