『みんなで気楽に清掃活動』|ほろほろ通信 志賀内泰弘

名古屋市熱田区の服部幸一さん(48)は、グリーンバードというNPОの清掃活動に参加している。

この活動はもともと、東京・原宿の表参道で始まった参加型ボランティアプロジェクト。「ごみやたばこをポイ捨てしない」と宣言すれば、誰でもメンバーになれる。主な活動は町の清掃だが強制ではない。

服部さんは月に二度、同市中区栄近辺の清掃に参加している。午後7時半、錦通大津の交差点にある空き地にどこからともなく人が集まる。金ばさみと手袋を貸し出してくれ、資源ごみ、可燃ごみ、不燃ごみの三つの袋を手に、7、8人ずつがグループになって夜の町に繰り出す。知らぬ顔同士が黙々とごみを拾う。

服部さんは、参加して驚いたことがある。錦の歓楽街では、ごみを拾っているとよく声を掛けられるというのだ。きれいな女性と連れ立ち、見た目が派手な男性から「ご苦労さま」と。

「僕も昔、ごみ拾いをしていたことがあるよ」と言われたこともあった。ちょっと強がっていそうな店の呼び込みの男性からも、しょっちゅう「ありがとう」と言われる。町がきれいになるだけではなく、人に喜んでもらえるとうれしくなる。

服部さんは清掃活動を通じて感じたことがある。人は見た目では判断できない。怖そうに見える人こそ寂しがり屋。そして心優しく、みんないい人なのだと。

「都合のいい人が、都合のいいときにふらりと一人でも参加できるのが魅力です。夜は第一、第三水曜に実施。地元のアイドルグループも参加していています。ぜひ皆さんも」と服部さんは話す。

<中日新聞掲載 2013年12月1日>

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