ほろほろ通信『子どもたちからの感謝状』志賀内泰弘<中日新聞掲載2013年3月10日>

江南市の高橋ちどりさん(75)は、6年前からボランティアで防犯パトロール隊員を務めている。小学校の分団登校に付き添い、無事に校門まで見送るのが仕事だ。

毎朝4時に起きて食事の支度などの家事を済ませて出掛ける。7時40分に担当する分団の集合場所へ。

子どもたちに「おはよう」と声を掛けると「おはようございます」と返ってくる。これは「あいさつ運動」の一環でもある。

約70人の子どもに対して付き添いは高橋さん一人。途中、信号のない交差点があり、高橋さんが両手を広げて一時、車の通行を止める。

雨の日はかっぱを着て行く。傘を差しながらでは両手を広げられないからだ。梅雨時は、全身が汗でびっしょりだ。老人会の旅行の日を除けば、夏休みの登校日も含めて皆勤賞。子どもたちが待っていると思うと、全く苦にならないという。

つい先日のこと。その小学校の6年生が感謝状を持って来てくれた。手書きでこんなことが書かれてあった。

「毎朝登校するぼくたちを学校近くまで見守ってくれてありがとうございました。パトロール隊の人たちがいたからこそ安全に学校へくることができました。これからも宮田小のためによろしくお願いいたします。宮田小六年生一同」。

高橋さんは感激し、額にいれて床の間に飾ったという。高橋さんからのメッセージ。

「感謝状ありがとう。4月から中学生になると、各自で通学するようになります。車に気を付けてくださいね」

この感謝状を励みにして、これからも体の許す限り、頑張ろうと思っているとのこと。

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