ほろほろ通信『困っている人に優しくしなさい』志賀内泰弘<2013年3月3日>

岩倉市の梅田由美子さん(47)は10年前に離婚し、無我夢中で働いて子どもを育ててきた。

つらい時、いつも周りの人に助けられ、今日まで生きてこられたという。その恩返しと思い、困っている人に親切にしようと心掛けている。

さて、梅田さんの娘さんの昨年秋ごろの出来事。通勤途中、名鉄犬山線が故障で停車した。扶桑駅で降り、タクシー乗り場に行くと長蛇の列。仕方なくタクシーを待つが、なかなか来ない。

ようやく次は自分の番という時、娘さんは、後ろに並んでいた男性に声を掛けた。「どちらまで行かれますか」と。もし、同じ方角なら同乗してもらおうと思ったのだ。

それは勇気のいることだった。相手は見ず知らずの男性だ。迷ったあげくの行動だったが、あいにくその男性の行き先は異なっていた。もう一度勇気を奮い、そのまた後ろの男性に声を掛けた。やはり方角が違うと言う。

その後、声を掛けた男性二人が何やら相談している。そして「方向は違うけど、せっかくなのでお言葉に甘えて同乗させてください」と言われた。

車中では自己紹介などして話が弾んだ。娘さんが三人の目的地の中で一番近い犬山駅で降りようとして、そこまでのお金を払おうとすると、二人の男性は「気持ちがうれしかったから」と言い、受け取ってくれない。せめて少しでもと頼んだが、結局そのまま車は走り去った。

梅田さんは言う。

「『娘にも困っている人に優しくしなさい』と普段から話しています。娘の行動にもうれしいけれど、二人の男性にも心からお礼を申し上げたいです」

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