ほろほろ通信『名鉄のアナウンスが変わった!?』志賀内泰弘<2013年2月3日>

小欄で昨年11月、頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアで首や手の痛みに悩む名古屋市内の女性の話を紹介した。

2歳の娘さんを抱いて電車に乗った際、痛みが限界になり「席を譲っていただけませんか」と10人以上の乗客に頼んだが断られた。そんな中、高校生3人組に親切にされ救われたという投稿だ。

その後日談。話が掲載された翌日のこと。

女性の友人から「読んだよ」と電話があり、「今日ね、こんなことがあったの」と話し始めた。

通勤のため名古屋駅から名鉄の常滑線に乗ると、車内アナウンスが流れた。

「お体の不自由な方やご年配の方に席をお譲りください」

ここまでは、いつもと同じ。ところが、アナウンスはさらに続いた。

「ベビーカーをお持ちの小さなお子さんをお連れのお客様にも、席をお譲りください」と。

その友人は、少し興奮気味に「これって昨日『ほろほろ通信』を読んだ名鉄の人が、アナウンスを変えたんじゃないかしら」と言う。帰りの電車でも同じアナウンスがあったとのこと。

名鉄本社に問い合せてみた。すると

「特に全社的に、アナウンスの変更を指示してはいません。ただ、この秋からマナーアップキャンペーンを展開しています。
社内巡回していた車掌が、幼いお子さんを連れた母親が乗車していることに気づき、機転を利かせて一言付け加えたのかもしれませんね」

アナウンスが加わった理由までは分からなかったが、一人の女性の体験を通して、それに応えようとする人々の親切の輪が、少しずつでも広がっていったらいいなと感じた出来事だった。

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