『だってお父さんが笑っているから』|たった一言でコンテスト受賞作品

<掲載時のお名前>
まぁやさん

<心に響いた「たった一言」>
「だってお父さんが笑っているから」

<「たった一言エピソード」>
私が18歳の5月11日の朝。元気だったお父さんが倒れて、1時間後には医師から覚悟を決めろと言われました。
お父さんが49歳。お母さんは39歳。
くも膜下出血でした。

手術もできず、それから2度と目を開けることもなく
一言も言葉を交わすこともなく18日に旅立ちました。

勤めていた私は連絡を受け慌てて家に帰り、
19歳の大学生の姉と14歳の中学生の弟と泣きました。

やっと家に帰って来れたお父さんを見て、お母さんがふっと笑いました。
「何でお父さんが死んだのに笑っているの?」

するとお母さんが一言。
「だってお父さんが笑っているから。」

白い布をとると、確かに笑顔のお父さん。
病院にいる時は、悲しそうな顔してたのに……

この家はお父さんが40歳で建てた家。
25年のローンを必死で働いて、たった1ヶ月前に完済したんだよね。
お父さん、やっとこれで自分のものだって言ってたね。

毎日毎日お父さんが大きな声で話して賑やかだった私の家。
家族5人でお父さんの大きな声の下囲った食卓。

メソメソしてたらお父さんが1番悲しがる。
だから私も泣かないって決めました。

お母さん。本当はあれから夜中にネコを相手に泣いていたの知ってるよ。
でも、私たち子供の前では決して泣かなかったよね。

明るくて前向きなこの性格は、お父さんとお母さん譲りです。
私たちを育ててくれてありがとう。

息子たちにも、お父さんとお母さんの精神をついでもらうからね!

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