たった一言でコンテスト受賞作品★ハッピー賞★『上を向いてごらん』

愛知県名古屋市
氏名:野村さん

<心に響いた「たった一言」>
「上を向いてごらん」

<「たった一言エピソード」>
私の社会人生活をスタートは、名古屋市西区の銀行の支店でした。

初めて親元を離れ、銀行の寮に住んでの生活又、今までアルバイトの経験もほとんどなく、全てが、初めての事ばかりで、毎日毎日の緊張の連続でした。

私は、普通預金の係りに配属されました。

始めの一ヶ月は、先輩が付いてマンツーマンの指導がありますが、後は、独り立ち全部自分でやらなければなりません。

でも、何をやっても失敗ばかり、毎日勘定を合わさなければ帰れない銀行業務一回であった試しがありませんでした。

勘定が合ってからも翌日の振替処理と、連日夜遅くまで残って仕事をしていました。

もちろん先輩達は、さっさと帰っていきます。

何で先輩達の様に出来ないのか?何が悪いんだろう?自分の要領の悪さに、又自分のふがいなさにまったく自信をなくしていました。

一年生の私には、毎日毎日が、とにかく必死で昼ごはんも食べない事もしばしばでした。。

その支店には、銀行の色々な雑事をして下さる労務のおじさんが、いらっしゃいました。、お昼のお茶の用意、買い物、掃除等、私達に代わって色々な仕事をやって下さってました。

おじさんは、いつも給湯室にいらっしゃいました。お茶を飲みに行くと、いつも色々なお話をしてくださいました。

毎日、緊張のの面持ちで、ごはんも食べずに仕事をしている私を、心配して頂いたのでしょう。

ある日「これ食べな。家で作ってきたから。あんたは、本当に良く頑張るね。でも人間食べなあかんよ。もっと上を向いてごらん」

とおっしゃって、

「上を向〜いて歩〜こうよ♪」

と歌いながらおにぎりを下さいました。

頂いたおにぎりは、本当においしくて、温かくて、涙と一緒になって少ししょっぱかった事を覚えています。あまりに余裕がなく、しゃにむに仕事をしている私を見て言って下さったのだと思います

「上を向いてごらん」の一言が、私の緊張をすーっとほぐしてくれ何だか肩の力が、抜けていくようでした。

不思議な事に、あれだけ出来なかった事が、上手く出来るようになったのでした。

今でも、私は、何か困ったことがあったり事あるごとに「上を向いてごらん」との言葉をかみ締めています。

心に余裕をもって笑顔で乗り越えて行けたらと思っています。

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