<掲載時のお名前>かみうらみゆきさん
<年齢>48才
<性別>女性
<心に響いた「たった一言」>
「にゃおーん」
<「たった一言エピソード」>
子供の頃から大好きだった父親が大腸がんに罹り、手術で一時は元気になったものの再発。そして、具合はどんどん悪くなりついには医者から、
「余命はあと数日です」
と告げられた日。
私は悲しくて悲しくて。夫や子供の前では気丈にふるまってはいたものの、夜になると涙が止まりませんでした。
そんな私を見て心配そうにすり寄ってきた愛猫。頭をなでながら、私の気持ちを吐き出すと少し哀しそうに、
「にゃおーん」
と私の目を見て鳴いたんですね。元気出して、私がついてるよって言うように。
あの時、猫が何故鳴いたのか私の気持ちが分かって泣いたのかは実のところ分かりませんが、あのひと鳴きで本当に立ち直れましたね。動物って人の気持ちがわかるんだって私は思ってます。大切な家族ですから。