ほろほろ通信
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ほろほろ通信『子猫を救った子どもたち』志賀内泰弘<中日新聞掲載2012年10月14日>

名古屋市名東区の栗原美紗さん(高1)が、小学6年の弟・淳(あつし)君から聞いた話。 学校が終わってから、淳君が近くの公園で6人の友達と遊んでいると、そのうちの一人の子が猫を抱えて来た。何でも道路の真ん中で車にひかれそうになっていたのだという。グレーのかわいい子猫だが、目にけがをしており、目やにが付いていた。 一人の友達が家に走ってキャットフードを持って来た。食べさせるが少ししか口にしない。元気がな […]

ほろほろ通信『自分だったらできるかなあ〜』志賀内泰弘<中日新聞掲載2012年9月30日>

6月のある日、名古屋市守山区の下垣内みち子さん(47)がリサイクルステーションへ古紙を運んだときのこと。自転車の前後の買い物かごいっぱいに、子どもの古い教科書や雑誌を詰め込んだ。重くて重くて、ふらふらしながら走った。 10分ほどでステーションがあるスーパーの駐車場の入り口まで来た。そこからは長い緩やかな上りのスロープになっている。もうひと頑張りと必死で立ちこぎをして上る。途中、前を50歳くらいの車 […]

ほろほろ通信『守ってくれる人がいる』志賀内泰弘<中日新聞掲載2012年9月9日>

蒲郡市の渡辺三根(みつね)さん(45)は中学3年のとき、いじめに遭っていた。直接悪口を言われたり、暴力を受けたり。「具体的にどんなものでしたか」と尋ねると、思い出すとつらくて口にできないという。精神的、肉体的にも限界で生き地獄だった。それでもプライドがあり、先生にも両親にも黙って学校にだけは通っていた。 ある日、かばんの中に台所から持ち出した包丁を忍ばせて登校した。「いじめる奴らを脅してやろう」と […]

ほろほろ通信『靴はみるみる輝きだして』志賀内泰弘<中日新聞掲載2012年9月2日>

岡崎市の小学校教諭・柵木(ませぎ)哲朗さん(57)には、10数年も履いてきた靴がある。それが旅先で雨に降られた際に、水が染みて靴下までびしょぬれになってしまった。たまたま靴屋さんの店先にお値打ちな靴を見つけ、購入することにした。レジで、履いていた古い靴を引き取ってもらえないかと尋ねた。 40代の男性店員は手に取るなり「これは元がよいものだから、ちょっと上からかけてみましょうか」と言い、捨てようとし […]

ほろほろ通信『10個のポケットティッシュ』志賀内泰弘<中日新聞掲載2012年8月26日>

豊田市の佐藤美恵子さん(66)は、心臓に持病がある。7年前に人工弁の手術をした。安静にしていても心拍数が極めて少なくなることがあり、救急車のお世話になることも10回以上。そのため、この3月に病院に近いマンションへ転居した。腰痛もあり引っ越し作業は大変だった。 5月7日、娘さんとご主人の3人で名古屋駅のデパートに出掛けた。買い物の後、ランチを一緒に取った。その際「おや」と思った。少しもおいしいと感じ […]

ほろほろ通信『67年前の忘れられない出来事』志賀内泰弘<中日新聞掲載2012年8月5日>

名古屋市名東区の横井和子さん(79)は、戦時中犬山へ疎開し、お寺で集団生活を送っていた。一番辛かったのは、シラミだったという。友達同士で、すきぐしを使って頭髪中のシラミを取る。下に敷いた新聞紙にボロボロと落ちてくる。夜はかゆくて眠れない。たまらず起きて指で潰すと血がにじむ。毛糸のパンツの縫い目にびっしりとシラミの卵が産み付けられていた。 もう一つ、嫌なことが。便所が本堂から離れた所にあった。用を足 […]

ほろほろ通信『30年間励まし続けて』志賀内泰弘

稲沢市の内藤はるえさん(76)から届いた63歳の友達M子さんの話。M子さんは30年もの間、一人暮らしの叔母さんの世話や介護をしてきた。その叔母さんが70歳のとき、入院したと連絡が入り駆けつけた。以来、仕事帰りに病院へ立ち寄るようになった。 その後、老人ホームへ入所。97歳のとき、肺炎にかかり寝込んでしまう。気弱になり「早くあの世に行きたい」とつぶやくようになった。そこでM子さんは「100歳まで生き […]

ほろほろ通信『続々!救急車・消防車の「ありがとう」』志賀内泰弘

前回の「ほろほろ通信」で、車の運転中に救急車のサイレンが聞こえたので路肩に寄せて道を譲ったら、追い抜いて行く瞬間に「どうもありがとう」と言われたという話を紹介した。すると、愛西市や弥富市などあちこちで「私も同じ体験をした」という便りが何通も届いた。いずれもうれしくて感動したという。 その中の一人、名古屋市港区の熊沢美枝子さん(65)の話。娘さんの運転する車で同市中川区かの里の辺りを走っていたところ […]

ほろほろ通信『救急車から「ありがとう」』志賀内泰弘

蒲郡市の渡辺三根さん(45)が休日に奥さんとドライブに出掛けたときのこと。 師崎から日間賀島へ渡る始発の船に乗ろうと、朝3時半に家を出た。途中、常滑市内を走っているとき、救急車のサイレンが聞こえた。前か後ろか「どこからだろう」と注意して耳を傾けた。すると後ろから徐々に大きくなるサイレンの音が聞こえてきた。 そのとき、見える範囲では他に車は一台もいなかった。渡辺さんは、路肩に自分の車を寄せて道を譲っ […]

ほろほろ通信『精いっぱいの思いは伝わる』志賀内泰弘

名古屋市天白区の安江春樹さん(37)が、地下鉄名古屋駅の入り口近くで友人と待ち合わせをしていたときの話。 「何か言い争っているのかな」と思うほどの大声に振り向くと、50歳くらいのおばちゃん(おばさんではなく、おばちゃんという雰囲気)と、学生らしき背の高い外国の青年が向き合って話をしていた。 青年の言葉が聞こえた。「Nagoya Castle」。おばちゃんは手ぶりで四角い建物を宙に描き、「えっ、ああ […]

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プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

ゆっくりでいい。一歩ずつでいい。
自分のできる範囲でいいから、
周りのことを思いやる世の中を作ろう

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