ちょっといい話『心が熱くなる福島のお弁当屋さん』志賀内泰弘

福島の友人・NPO「チーム福島」代表の半田真仁さんから「こんないい話があるよ」と連絡がありました。

半田さんは、広島県出身。たまたま縁があり、東日本大震災の後、福島の復興のために尽力しています。その一つが、「福島ひまわり里親プロジェクト」です。

ヒマワリを育てる「里親」を全国から募集します。「里親」となる方にはヒマワリの種を購入していただき、ヒマワリを育ててもらいます。種ができたら、再び福島に送り返してもらう。

当初の種子は福島県内の障がい者の作業所で封入をします。さらに秋になって、里親から送り返されて来た種を作業所でリパックし、福島県内に無料で配布するという取組みです。

福島、さらに全国をひまわりでいっぱいにしてみんなの心を明るくする。さらに福島をひまわりの名所について観光振興に役立てるという目的です。 

しかし、今日お届けしたいのは、別のお話。福島市にあるお弁当屋さん「清水亭」の物語です。

ある朝、清水亭の店主Sさんが出勤すると、入口の鍵がバールのようなもので壊され泥棒に入られていました。被害を調べると、レジの現金が十数万円。

しかし、それだけでなく、前夜に仕込んでおいたサラダ、大根の漬物、きんぴらごぼうの3種類の総菜が冷蔵庫から消えていました。

普通なら、頭に来て「絶対、犯人を捕まえてやる」と思うところでしょう。しかし、「清水亭」のS店主はこう思ったそうです。

「これって、本当にやりたくてやったことなのだうか?」

冷蔵庫の中には約50種の食材があったのに、盗まれたのは調理済みで、すぐに食べられるものだけが無くなっていたからでした。

このコロナ禍で失業率が上がり、食べていけなくなった人が大勢いる。きっと、その一人に違いない。

そういえば・・・近隣で他の飲食店にも深夜の空き巣が何軒も起きおり、はやり同様にすぐに食べられる食材が盗まれていると聞いていました。そこで、S店主は、定価500円のお弁当を無料で差し上げる活動を始めたのです。

スゴイ!

驚きました。泥棒を「かわいそう」と思う気持ちにです。

こんな言葉があります。
「罪を憎んで人を憎まず」

そんな言葉を実践する人が今の世にもいることが嬉しくてたまりませんでした。

テレビのワイドショーでは今日も、さまざまな評論家がコロナ禍についてコメントしています。

この瞬間にも、SNSではコロナ禍についてのさまざまな意見が発信されています。「意見」を自由に言えることは、生きる上で大切なことです。我々はこの国の歴史の中で、自由にものも言えない時代があったことを知っているからです。

でも、「思う」だけ、「言う」だけなら誰にでもできる。「実践」することは、それ以上に貴重なことだと思うのです。

頑張れ!清水亭!!
頑張れ!福島!!

そして、頑張れ!つらいけど頑張っている人たち!!
私も、ささやかだけど「実践」していこうと誓いました。

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