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飲食店・小売店・サービス店

『父の集大成』|親孝行大賞受賞作品

【ペンネーム(掲載時のお名前)】くりかなさん 【性別】女性 【年齢】40代 【住所】福島県郡山市 【「親孝行大賞」のタイトル】  父の集大成 【「親孝行大賞」の本文】 去年、両親がしていた洋食屋を、閉めた。 46年間という営業は、沢山の苦難もあったかと思う。父は80過ぎまでやれると自負していたが、体調不良が続き、77歳で苦渋の決断をした。 私の思いつきで、店の歴史記念にアルバムを作ろうと急遽、プロ […]

『職人かたぎの理髪店』|ほろほろ通信 志賀内泰弘

5年ほど前に小欄で紹介した話。一宮市の小野木朝代さん(54)の息子さんは、自閉症でじっとしているのが苦手。そのため散髪が思うようにならない。そんな息子さんを近所の永田理容店のおじさんは快く迎えてくれる。 お菓子やお気に入りのビデオまで持ち込んで臨むが、座っていられず何度も途中休憩。限界になると「また明日おいで」と言われ、それに甘えて4、5回通うことになる。その忍耐力には頭が下がるという話だ。 今回 […]

たった一言でコンテスト受賞作品 ニコニコ賞『おめでとうございます!』

東京都中野区 ベッチーさん <心に響いた「たった一言」> おめでとうございます! <「たった一言で」エピソード> 週末、駅近くのスーパーで買い物をするのが、いつもの行動パターンになっている。 半年ほど前の土曜日のこと、いつもと同じように、「2割引」「3点で千円」などといった表示を探しながら、野菜や肉を買い物カゴに放り込み、いつもと同じようにレジに列を作った。 レジを打っているのは、〈研修中〉のネー […]

ちょっといい話『秘密の合図』志賀内泰弘

今日は、岐阜聖徳学園大学・玉置ゼミ7期生 下野綾巳さんから届いた心温まるお話を紹介しましょう。     *    *    *    * 「秘密の合図」 アルバイト先での話です。私は、カフェでアルバイトをしています。もう4年目になりました。 何年も働いていると、このお客様はいつもアイスコーヒーをご注文されるな、あのお客様はいつもモーニングセットに氷少なめのアイスティーだな、とお客様のお好みに合わせ […]

ちょっといい話『建設業の本当にあったいい話・・・コンビニに来店する解体職人さんの話』志賀内泰弘

建設業は3K(きつい、汚い、危険)と言われる不人気業種です。その上、容易に一人前になれる仕事ではありません。でも、そこで働く人々がいます。3Kと承知で「建設で働きたい」と言う若者もいます。そこには、他業種以上に「なぜ望んで、その仕事に就いたのか?」「辛い時、苦しい時、どうやって乗り越えて来たのか?」とドラマが潜んでいます。 建設コンサルタントの降籏達生さんは、建設業に携わる人たちの「心温まるいい話 […]

親孝行大賞受賞作品 ハッピー賞『孝行娘』

【ペンネーム】メラニンさん 【性別】女性 【年齢】20代 【住所】埼玉県さいたま市 【「親孝行大賞」のタイトル】 孝行娘 【「親孝行大賞」の本文】 わたしの母は、姉とわたしを出産してからというもの長い間専業主婦でしたが、わたしが小学校高学年になるタイミングでパートを始めました。 それは、隣の市にある父の実家の書店「武南堂」の手伝いです。3年前に祖父母が店を畳んでしまいましたが、母はそこで義理の両親 […]

ちょっといい話『心が熱くなる福島のお弁当屋さん』志賀内泰弘

福島の友人・NPO「チーム福島」代表の半田真仁さんから「こんないい話があるよ」と連絡がありました。 半田さんは、広島県出身。たまたま縁があり、東日本大震災の後、福島の復興のために尽力しています。その一つが、「福島ひまわり里親プロジェクト」です。 ヒマワリを育てる「里親」を全国から募集します。「里親」となる方にはヒマワリの種を購入していただき、ヒマワリを育ててもらいます。種ができたら、再び福島に送り […]

ほろほろ通信『靴はみるみる輝きだして』志賀内泰弘<中日新聞掲載2012年9月2日>

岡崎市の小学校教諭・柵木(ませぎ)哲朗さん(57)には、10数年も履いてきた靴がある。それが旅先で雨に降られた際に、水が染みて靴下までびしょぬれになってしまった。たまたま靴屋さんの店先にお値打ちな靴を見つけ、購入することにした。レジで、履いていた古い靴を引き取ってもらえないかと尋ねた。 40代の男性店員は手に取るなり「これは元がよいものだから、ちょっと上からかけてみましょうか」と言い、捨てようとし […]

たった一言でコンテスト受賞作品★ニコニコ賞★『私は全然急いでませんから、後でいいですよ』

千葉県千葉市 ペンネーム:ピットさん <心に響いた「たった一言」> 「私は全然急いでませんから、後でいいですよ」 <「たった一言エピソード」> お店のレジで明らかに待ち時間の長かったのはおじいさん。でも列がわからなかったのか外れたところにいたおじいさん。 店員さんもそのことがわかっていて迷っていたところの、 おじいさんの一言。 「私は全然急いでませんから、後でいいですよ」 現代日本人はせかせかした […]

ほろほろ通信『コーンバターのお婆ちゃん』志賀内泰弘

7、8年前の事。中根康弘さん(40)が営む名古屋市西区のレストランに、80歳くらいのお婆ちゃんが来店された。モーニングセットを注文。コーヒーの他に日替わりで肉と卵料理が付く。気に入ってくださったらしく続けて来られるようになった。 ある日「マスター、わしゃコーンバターが食べたい。作ってくれんか」と言われた。その日のモーニングセットの料理とは違うし、コーンバターも単品メニューにはない。でも「いいですよ […]

>プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

ゆっくりでいい。一歩ずつでいい。
自分のできる範囲でいいから、
周りのことを思いやる世の中を作ろう。