TAG

志賀内泰弘

『母の教えのおかげで、今がある』|ちょっといい話 志賀内泰弘

今から46年前。高校に入学して、新しい環境に少しばかり慣れた6月の話です。 梅雨のさなかで、空がぼんやりと曇った日でした。いつものように、朝食をお腹に詰め込むと慌てて家を飛び出しました。 バスに乗ったところで、ハッとしました。 乗客の何人かが、手に傘を持っているのです。そうです。どうやら雨の予報が出ていたらしいことがわかりました。心の中で、 「どうか一日もちますように」 と祈って登校しました。 下 […]

『友達に介護を支えられて』|ほろほろ通信 志賀内泰弘

新城市の豊田慶子さん(61)は、93歳の父親と88歳の母親を長く介護してきた。父親は昔から「最後は自分の家で死にたい」というのが口癖。それをかなえるため頑張ってきた。 ときどき父親の妄想に悩まされる。「虫がぞろぞろはっている」とか「火が燃えている」とか。梅雨時には「部屋中が水であふれて家が浮いている」とか。 心配になり真夜中に何回も見に起きるので、自分も眠れない。介護の疲れもあるが、父親の最期が近 […]

『人を思いやるチャンスかもしれない』|ちょっといい話 志賀内泰弘

コロナ禍も2年以上が経ち、正直、「いつトンネルを出られるんだろう」という悶々とした気分です。 「小説家は仕事に影響ないですよね。パソコンがあればできるでしょうか」 何度かそう言われましたが、そう簡単なものではありません。まず、取材に行けません。 「京都祇園もも吉庵のあまから帖」シリーズ(PHP研究所)を書いているので、京都へ足繁く通わなければならないのです。また「書く」というのは最終的な作業です。 […]

『人生は案外、単純である・・・はずなのに』|ちょっといい話 志賀内泰弘

拙著「京都祇園もも吉庵のあまから帖」シリーズの5巻が発売になりました。おかげさまで、発売前から書店さんに多くの予約が入っていたと聞いています。 ▼京都祇園もも吉庵のあまから帖5 https://amzn.to/39g7Ymu でも、浮かれているわけにはいきません。この5巻を書いている時、体調がボロボロ。そのため、追加で取材のために京都へ行かなければならないというのに、病院通いをしていました。 その […]

『周りの人は自分を写す鏡』|ほろほろ通信 志賀内泰弘

豊田市の酒井梓紗(あずさ)さん(30)は高校生のときにいじめに遭い、その後、精神疾患になってしまった。10年以上も治療を続ける中、体と心に良い食べ物を自分自身で作ることが大切だと気づいた。 そこで、長野県のまごころふれあい農園にインターンシップ(就業体験)として有機農業を学びに行った。 ある日、野菜の袋詰めの仕事をしていたとき、シールの貼り方を間違えてしまった。作業を一緒にしていたみんなのミスだっ […]

『三九郎稲荷神社で学んだこと(その2)・・・我欲を捨てて何事にも感謝する』|ちょっといい話 志賀内泰弘

その昔、さる神社の宮司さんに教えていただきました。 「神社やお寺で、金運とか出世とかを祈願するのが当たり前になっていまいすが、本当は違うのです。『今まで生きて来られたこと、今あるすべてのことに、ありがとうございます』と感謝をするところなのです」 以来、20年余り、数え切れないほど神社・仏閣でお参りをしてきましたが、「お願いごと」をしたい気持ちを堪え、にとにかく「今あるすべてのことに感謝します」と手 […]

『いいことしたら・・・どうなる?どうなる?』|ちょっといい話 志賀内泰弘

「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざをご存じでしょう。 風が吹くと、砂粒が飛んで目に入る。すると、目が不自由な人が増える。 すると、三味線を弾くのを仕事にする人が増える(昔は、盲目の三味線弾きの旅芸人がいました)。 すると、三味線の皮を張るために、猫の皮が必要になり猫が少なくなる。 すると、ネズミが増えて風呂などの桶をかじれらる。 すると、桶屋が儲かる・・・というように繋がります。 つまり、一 […]

『親ばかですが… 』|ほろほろ通信 志賀内泰弘

瀬戸市の加藤太伸さん(61)の娘さんはアパレルメーカーに4年間勤めていた。ところが、突然辞めて転職するという。これには大反対した。東京本社で商品企画の部署に就き、将来を有望視されていた。 大企業なので安定もしている。転職希望先はベンチャー企業。誰もが知る有名な会社ではあるが、勤務時間が長いなど労働条件が厳しくて離職率が高い。しかし反対を押し切り、勝手に転職してしまった。 しばらくして娘さんから加藤 […]

『ゴミ当番から学んだこと』|ちょっといい話 志賀内泰弘

私の住む町では、週に一度、町内で資源ゴミの回収を行っています。回収するのは、ガラス瓶、紙製包装容器、アルミ缶、スチール缶、ペットボトルです。 そのゴミを、町内の指定の2か所に持って行くと、午前九時頃になると契約したリサイクル業者さんがトラックで回収してくれます。 以前は、その立ち合いを町内会の保健委員さんがやっていてくれました。しかし、ある時、町内会役員会でこんな提案がなされました。 「あまりにも […]

『春のこない冬はない』|ちょっといい話 志賀内泰弘

易経研究家の竹村亞希子さんの新刊のタイトルに、ググッと魅かれて読みました。 「時の変化の法則の書 春のこない冬はない 『易経のおしえ』」(実業之日本社) 中国の古典「四書五経」のうちの一つの「易経」を、占いではなく古代の叡智としてわかりやすく説明した本です。その中で、「寛容」について書かれている項目に目が留まりました。 若い頃は、「誰とでも仲良くしなければならない」とか「親友が間違ったことをしてい […]

>プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

ゆっくりでいい。一歩ずつでいい。
自分のできる範囲でいいから、
周りのことを思いやる世の中を作ろう

CTR IMG