親孝行大賞受賞作品 ★こころぽかぽか賞★ 『なんとかなるさ』

【ペンネーム(掲載時のお名前)】たけちゃんさん
【性別】男性
【年齢】51
【住所】鳥取県鳥取市

【「親孝行大賞」のタイトル】
「なんとかなるさ」

【「親孝行大賞」の本文】
同居している実父は80歳。長男の私とは男同士なので昔から会話は必要最低限。最近少し認知度が落ちてきており、免許証の返納も進めていますが、ふんぎりがついていません。通院等できる限り送迎するようにしていますが、常に付き添えないのでいつでも連絡がとれるように携帯を持ってもらっています。

以前は携帯もそれなりに使いこなしていましたが、最近は電源を切ってしまっていたり思うように連絡が取れません。携帯の履歴を確認すると、本人も自宅へ電話したくて何度かボタンを押しているようですが間違った番号を何度も押している履歴が残っていました。

父は携帯の調子が悪いと言うので一緒にショップに出かけましたが、機種変更してまだ2か月のようでどこも異常ありませんでした。高齢者用の携帯ですが、機種が変わったことでさらに混乱したようでした。

高齢による機能低下を実感し、少し寂しく感じました。携帯も部屋の隅に追いやられほとんど使うことがなくなり、父も解約を考えていましたし、私もそれがよいと思っていました。

しかし、認知症が疑われるように思った時、親不孝を繰り返した私が真っ先に思ったのは、どんなに症状が悪化しても、できる限り生まれ育った自宅で、地域で生活を送らせてやりたいということでした。

そのためには、周りの理解や配慮も必要です。携帯についても、もう一度自分なりにできることはないかと考え、携帯本体にシールを張ってボタンを押す場所や順番を示したり、オリジナルの取説も作成して使い方を何度か復習しました。ちょっとした表示が余計に混乱させることなどもあり、修正を繰り返しました。

その成果もあって、今では以前のように携帯の連絡帳から相手を探してかけることができるようになりました。父にとって携帯は今まで以上に重要度があるようで、普段はリビングの中央に置いてあります。

これからも周りが知恵を出しながら、ずっと見守っていきたいと思います。

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