ちょっといい話『感謝と反省の心で新年を迎える』志賀内泰弘

このコロナ禍で、初詣の自粛が呼びかけられていることもあり、近くの鎮守の氏神様に師走にお参りに行ってきました。晦日参りはその月を無事に過ごせたことを、神様に感謝するものと聞いています。世界中がたいへんなことになっていますが、そんな中でも一年を送れたことにお礼を申し上げました。

実は、ここで不思議なことが起きました。神様の声が聞こえたのです。
「ちょっと待ちなさい」
と。冗談ではなく、ホントのお話。当メルマガはスピリチュアルなものでも、宗教的なものでもないので誤解を受けるといけませんが、「聞こえたような気」がしたのです。なんと言われたのかというと。

「お賽銭をもっと入れなさい」

(・・・ここは笑っていただくところです)

私はいつも、小銭入れを開けて、パッと掴んだ硬貨を賽銭箱に入れるようにしています。その時、入れたのは70円(50円玉と10円玉が2個)。慌てて、追加で500円玉を入れました。すると、また神様の声が聞こえました。
(冗談と受け取っていただいてもかまいませんが、ホントの話)

「お御籤を引きなさい」

私はめったにお御籤を引きません。気が小さくて、ちょっとしたことでも考え込んでしまうので、もし「凶」でも出ようものなら眠れなくなってしまうからです。当地には61年住んでおり、ずっとお参りをして来ていますが、お御籤を一度も引いたことがありませんでした。その時まで、本殿の脇に自動のお御籤販売機があることさえ、気が付かなかったほどです。

販売機に100円玉を入れて、ガチャガチャと回すと、プラスチックのボールに入ったお御籤が出て来ました。
恐る恐るお御籤を開きます。

「吉」

とりあえず、ホッとしました。個々に、「恋愛」「待ち人」やら「進学」など様々なことの運勢を読み、ふと裏返すと、「神の教」なるものが書かれていました。一読して、ハッとしました。それは、まさしく、今年私が経験した「苦難」に対する「答」と「指針」だったからです。全文を転記させていただきます。

「憂(う)きもつらさも腹立たしさも、心ひとつのおきどころ
大空にすむ月の光も、見る者の心によって楽しくも悲しくも腹立たしくも眺められるものです。自分の身辺に起こる凡(すべ)ての出来事の中に、神様の有り難い御教(みおしえ)、忝(かたじけな)い恩諭(みさとし)の心を味わい知って、感謝と反省の心で眺めれば、身も心も朗らかになり、禍(わざわい)も自(おの)ずから転じて幸(さいわい)となる時が遠からず訪れるでしょう」

昨年は、人間関係からくるストレスをきっかけにして、ずいぶん長い間、体調不良に悩まされました。辛くて、辛くてたまらない最中に、友人に話を聞いてもらいました。別に、それで解決できるとは思いませんでしたが、聞いてもらうだけで気持ちが楽になるかです。吐き出すように話を終えると、友人は言いました。
「あはは、修行だよ」
「え? オレ、もう還暦過ぎてるのに、まだ・・・?」
「当たり前じゃないか。人生、死ぬまで修行」
「・・・そうだよなあ、そうそう修行」

自分で「修行」と口に出して唱えてみると、なんたがそれだけで、心が軽くなった気がしました。自分に起こるすべてのこと。苦しみや悲しみは、自分にとって必要なことだから起こるのだ。けっして、苦しみや悲しみは、悪いことではない。良い事へ導くための「修行」なのです。

わかっちゃいるけれど、辛い最中にいると、ついつい忘れてしまうのです。憂き事も、辛い事も、腹立たしいことも、心の持ち方次第で、良き事へと結びつく。感謝と反省の心で周りを見たならば、身も心も朗らかになり、禍は幸せに転ずる。お御籤は、まさに生き方をもう一度ちゃんと見直しなさいよ、と教えて下ったのだと思いました。

つまり・・・還暦を過ぎたというのに、まだまだ「感謝と反省の心」が足りないということです。そのことを、神様は呼び止めて教えて下さったに違いありません。今年一年も「修行」し、良き年にしようと思います。皆さんも、良き年になりますことを、心よりお祈り申し上げます。

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