ちょっといい話『祇園のNo. 1芸妓に学ぶ』志賀内泰弘

その昔、営業トップの成績を上げているAさんに尋ねました。

「嫌な人と、どうやって付き合ったら、いいんでしょうか。会社の上司や先輩、営業先の担当者で苦手な人がいて、つらいんです。Aさんは、いいですね。苦手人とかいないんでしょ」

すると、Aさんはこう言いました。

「いるに決まってるじゃないか」
「え? いるんですか」
「もちろん、職場にも、お客様でも、苦手どころか嫌いな人が大勢いますよ」
「すると、会社が嫌になりませんか?」
「そんなこと言っていたら、生きていけないでしょ」
「どうしてるんですか?」
「人を好きになるようにしてるんですよ」
「どうやって?」

Aさんは、少し力を入れて教えてくれました。

「どんなに苦手な相手でも、いいところはあります。悪口ばかり言う人でも、家族思いだったり、人情深かったりするんです。とにかく、ネクタイのセンスがいいとか、笑顔がステキとか・・・どんなことでもいい。相手の「いいところ」を探して、褒めるんです。すると、相手に喜んでもらえる。それだけではない。気が付くと、その人のことが好きになってくるんですよ」

さて、このところ、京都祇園の花街を舞台にした「京都祇園もも吉庵のあまから帖」シリーズを書いているため、「京都」「芸妓・舞妓」「お茶屋」というキーワードに敏感になっています。そんな中、NHK・BSプレミアムで「紗月(さつき)の四季」という番組が目に留まり録画しました。

祇園甲部でNo. 1という芸妓。紗月さんへの密着取材のドキュメンタリーです。その紗月さんに、取材班が尋ねます。
「No. 1になる秘訣はなんですか?」
「そうどすなぁ。まず最初に、その人のええところを見つけようとするとことどす。すると、その人のことを好きになるんどす。すると、緊張が解けます。こちらが緊張が解けると、向こうも心を開いてくださいます」

日本で一番の「おもてなし」の場所・祇園。ここで№1のおもてなしをする人も、セールスマンも、秘訣は同じなのです。

さて、「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動には、法人サポーターの制度があります。多くの企業や個人経営者の皆さんに、この制度を活用していただき、営業力アップ、CS向上の一助になっています。

それは何か?
「プチ紳士」という「親切をする人」や「いい話」を探すことは、前段の二つの例のように仕事の最大の課題となる「コミュニケーション」をアップさせるために、大いに役立つからです。

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