ちょっといい話『オススメのコミック・・・ゴミ清掃員の日常』志賀内泰弘

「なぜ『そうじ』をすると人生が変わるのか?」(ダイヤモンド社)という本を書いていることもあり、「そうじ」関連の本が本屋さんに並んでいると、ついつい手に取ってしまいます。

そんな中の一冊。とびきり面白くて、めちゃめちゃためになるオススメ本です。
「ゴミ清掃員の日常」(講談社)
まんがは滝沢友紀さん、原作・構成は滝沢秀一さん。ご夫婦です。といっても、ほぼ無名。それもそのはず、滝沢秀一さんは、マスシンガンズというお笑いコンビの一人で、まったく売れていな芸人さんなのです。テレビに出ないどころか、舞台やイベントの仕事も稀らしい。

本人いわく、
「清掃員が本業で、芸人が副業」とのこと。

売れない芸人がどれほど貧乏か。よく「ネタ」として使われていますが、この滝沢さんも同じ。生きていくために、友達の紹介で清掃員の仕事を始めたそうです。

各家庭の出すゴミを清掃車で回収するのが、滝沢さんの仕事です。そこには、人知れぬ苦労があるといいます。それは、とても信じられない「ゴミの出し方」です。

「可燃ごみ」の袋の中に、ガラス瓶とかステンレスの三角コーナー、ハンガー、電池とか、燃えないゴミが平気で詰め込んであるというのです。その「燃えないゴミ」を焼却炉の中に入れるとどうなるのか?

焼却の途中でいったん火を止めて、不燃物を掻き出さなければならなくなる。そして、もう一度火をつけるわけですが、そうなると、200から300万円もよけいな費用がかかるというのです。

中には、タオルにくるんだスプレー缶が見つかることも。そんな清掃員の仕事の裏話がてんこ盛りのコミックです。

かといって、ブラックなエピソードばかりではありません。保育園の前の集積所で、ゴミ袋を回収していると、幼い子供たちが、わらわらと扉越しに集まって来るそうです。そう、子どもたちは、「働く車」が大好き。
「清掃員のおじさーん」
と声を上げて近づいてくるそうです。滝沢さんは、「売れない芸人」として、こんなに求められたことがなく、感動してしまいます。

そこで、清掃員のおじさんたちも、子どもたちに手を振って応えてあげるそうです。

子どもたちにとって、清掃員のおじさんはヒーローなのですね。

そんな滝沢さんが、ある縁から夫婦で「清掃員」のまんがを書くことになり、大ヒット!食べるため、家族を養うために「清掃」の仕事を始めたというのに、にんげん、人生どう転がるかわからないという見本のようなお話です。

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