「たった一言で」コンテストは、平成21年に第1回を開催し、平成30年の第10回までに、合計31,904編の応募をいただきました。今回、「プチ紳士」運動事務局の選考スタッフと、ごま書房新社・池田雅行社長がさらに読み込んで厳選し、志賀内が監修をして10年間の入選作品の中から100編を選び、一冊の本として出版の運びとなりました。
タイトルは、
「101人の、泣いて、笑って、たった一言物語 世の中捨てたもんじゃない!」(ごま書房新社)
https://amzn.to/2wtlr6x
です。
人は、人から言われた何気ない「たった一言」で、元気になったり、笑ったり、励まされたり、楽しくなったり、やる気が出たりします。時には、苦しいどん底の中から救われることもあります。「たった一言」が、人生を変えてしまうこともあります。
そこで、
「あなたの心に響いた『たった一言』を教えてください」
そして、
「それにまつわるエピソードを教えてください」
と呼びかけた応募作です。
ジーンと胸の奥に染みわたる「いい話」。「よし!明日も頑張ろう」と勇気が湧いてくる「いい話」。まさしく、「いい話」のトップ100です。今日もまたまた、1編紹介させていただきます。
* * * * *
『子育てはね、「まぁ、いいか」だよ』
ペンネーム:たぁママ(神奈川県横浜市)
初めての出産、育児で毎日に追われていた私。ふと、母に尋ねたことがあります。
「子育てで一番大切にしていることは?」
「子育てはね、『まぁ、いいか』だよ」
どんなに良い言葉が聞けるかと思っていた私には、思いもよらない母の言葉でした。母は続けて、
「どんなに寝つきが悪くても、どんなにおっぱいを飲まなくても、ご飯を食べなくても、走るのが遅くても、勉強ができなくても…まぁ、いいか、と親が思わないと、子供はプレッシャーに押しつぶされちゃうんだよ。だから、上手くいかないときは、自分に『まぁ、いいか』と言ってごらん」
育児書通りにやらなくてはと思っていた私の心がスッと楽になった一言でした。それからは、子供が産まれた友達にもこの話を自分がしています。
* * * * *
いかがでしたか?
世の中、捨てんもんじゃありません。「いい話」は、身の回りにあふれています。ちょっと心が疲れた時、本書のページをパラパラッと開いてみてください。きっと、元気のサプリメントになることと思います。
「プチ紳士・プチ淑女探せ!」運動
代表 志賀内泰弘