新刊発売!「101人の、泣いて、笑って」(その2)

「たった一言で」コンテストは、平成21年に第1回を開催し、平成30年の第10回までに、合計31,904編の応募をいただきました。今回、「プチ紳士」運動事務局の選考スタッフと、ごま書房新社・池田雅行社長がさらに読み込んで厳選し、志賀内が監修をして10年間の入選作品の中から100編を選び、一冊の本として出版の運びとなりました。

タイトルは、
「101人の、泣いて、笑って、たった一言物語 世の中捨てたもんじゃない!」(ごま書房新社)
https://amzn.to/2wtlr6x
です。
                        
人は、人から言われた何気ない「たった一言」で、元気になったり、笑ったり、励まされたり、楽しくなったり、やる気が出たりします。時には、苦しいどん底の中から救われることもあります。「たった一言」が、人生を変えてしまうこともあります。
そこで、
「あなたの心に響いた『たった一言』を教えてください」
そして、
「それにまつわるエピソードを教えてください」
と呼びかけた応募作です。

ジーンと胸の奥に染みわたる「いい話」。「よし!明日も頑張ろう」と勇気が湧いてくる「いい話」。まさしく、「いい話」のトップ100です。今日もまたまた、1編紹介させていただきます。

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『支えてるから、上に乗りなよ』
ペンネーム:ぱんまろ(三一歳女性 東京都江戸川区)

私は女性にしては背が高い方で、スリムでもありません。だから騎馬戦では、必ず下で支える役目でした。
しかし、高校の運動会の時、ある出来事がありました。騎馬戦で一緒に出ることになった四人で役割の話し合いをしていると、あるメンバーが私に言ったのです。

「あんた人生で一度も上に乗ることがないだろうから、乗ってみたら?」
思いもよらない提案に驚きました。
「重いからみんなに迷惑かけちゃうよ」
するとみんなが、笑顔で言いました。
「大丈夫、支えてるから、上に乗りなよ」
人生でおそらく経験することがないだろうと、上で戦うポジションを友人たちが譲ってくれたのです。そのとき、私は思っていた以上に胸の高鳴りを感じました。本心では挑戦してみたかったのだと、自身の気持ちに初めて気が付くくらい、最初からあきらめていたのです。

運動会当日、緊張する私に友人たちは肩を抱いて言いました。
「私たちの馬は、いちばん背が高くて有利だ」
笑顔で私の背筋を伸ばしてくれた友人たちと円陣を組んで馬はいざ、走り出しました。誰も肩には乗せていない私でしたが、みんなの気持ちに応えたいという思いは十分に背負っていました。

体だけではなく、心さえもしっかりと支えてくれているのを確かに感じるのです。無我夢中で、私はどんどん周りの兜を取っていきます。いつもとは違う景色が見え、なんて爽快な気分なのだろうと思いました。

そして奮闘した私たちは、最後まで勝ち残ることができたのです。 へとへとになったメンバーは土埃だらけで倒れこみました。

「あ~! 楽しかった!」
「やっぱあんたが上で正解だったよ!」
おとなにならなければできないことは沢山ありますが、反対に若くなければできないこともあります。少しの無茶と、有り余る体力で私たちは戦い抜いたのです。

汗でびっしょりの体操着、重なった笑い声、最後まで残った兜。当時の映像がまだ私の中で、鮮明に生きています。 「支えてるから、上に乗りなよ」 支えられることで、私も誰かの支えになりたいと強く思えた日。

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いかがでしたか?
世の中、捨てんもんじゃありません。人生ってこういうもんですよね。誰かが誰かを支えて、またまた、その誰を誰かが支える。武田鉄矢いわく・・・「人という字は・・・」

「101人の、泣いて、笑って、たった一言物語 世の中捨てたもんじゃない!」(ごま書房新社)
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「プチ紳士・プチ淑女探せ!」運動
代表 志賀内泰弘

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