東京都杉並区
Fさん
<心に響いた「たった一言」>
「生きていれば道は切り開かれる」
<「たった一言エピソード」>
僕は吃音者です。話すときに滑らかに言葉が出ません。
「お、おおはよう」みたいになります。
美容師になりたくて、美容学校に通ってた時の話しです。音読の時間でした。
言葉がでない。そして、どもってしまい教室は笑い声が響いていました。先生を見ると先生まで顔を真っ赤にして笑っていました。帰りの電車。ホームで泣いていました。何本も電車が通り過ぎました。
なんとか家に帰りましたが、全く笑えません。母親は僕の異変に気がつきました。僕は次の日、学校にいけずプチ家出をしました。夜中になり家に帰ると机の上に手紙がありました。母からでした。
「生きていれば道は切り開かれる」
この言葉が僕をやさしく包んでくれました。僕はその学校を辞め、通信科の美容学校に通う事にしました。無事に卒業もでき、美容師になれました。あの言葉がなかったら、夢をあきらめ逃げていたと思います。ありがとうございました。