たった一言でコンテスト受賞作品★いい言葉で賞★『うちに来てもらえばいい』

<氏名>米村さん

<心に響いた「たった一言」>
『うちに来てもらえばいい』

<「たった一言エピソード」>
私の祖母は86歳を迎えました。
少しずつ物忘れも激しく同じ内容の話題を繰り返し言うようにもなりました。

先日まで母の姉、つまり私の叔母家族と同居していましたが、先月に老人ホームへ入居しました。その日は敬老の日です。本人の意思とは全く違った為、私は酷く反対し叔母家族だけでなく母の兄、そしていくらお嫁出ていて立場があるかもしれないが、反対できない母にも抗議しました。

しかし、私が知らされた時には入居の準備が進んでいました。祖母は前途の様に物忘れ等はあるものの、基本的には会話が普通にでき、自分でどこでも歩いていけます。特別な介護が必要ない祖母を、疲れると言う理由だけで追い出す事をとても信じられませんでした。

祖母も「自分の家を追い出される日が来るとは思わなかった」と話してくれました。

みんな経済的にも余裕があり、持ち家もあり、空いている部屋もある。今は亡き祖父と祖母が戦後にその家で家庭を持ち、子供を育てて来た場所で思い出の沢山詰まった土地。それを奪うとは、人って自分さえよければ親ですら排除してしまうのか?と親戚が信じられなくなりました。

そんな時、私の夫が、
「うちに来てもらえばいいよ」
と言ってくれました。とても心に響き、救われた一言です。

夫は、失業後、非正規雇用で親戚や従兄弟とは比べ物にならない低所得者です。持ち家もなく、2LDKの賃貸ですが、子供も生まれたばかりで小さいし、1つ部屋を空ければいいからと。沢山親戚がいて、それも面倒をみれる状態の人がいるのに見捨てた。

その反面、まだ数回しか会った事のない祖母を受け入れると言ってくれた夫に嬉しくてまた泣きました。学歴もなく、何の免許もない。勤めていた会社が倒産後はアルバイトを掛け持ちし、私と子供養っている状体の旦那。

高学歴で上場企業に勤めていて、エリートかもしれない親戚達。学力や経済力では負けても、人として私の夫は負けないと強く感じた出来事でした。今は、寂しくて毎日何度も電話をかけてくる祖母に、だれもが着信拒否状態。

一生懸命働いて、家を建てて迎えに行きますと祖母を励ましてくれている夫を一生大事にしていこうと思います。

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