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ほろほろ通信

ほろほろ通信『お尻を洗ってね』志賀内泰弘

名古屋市緑区の小沢きよのさん(65)は、週に一度近くにあるスーパー銭湯に出掛けるのが楽しみだという。通っているうちに顔見知りになる。だんだんと仲間が増え、今では12、3人の人たちと湯船の中での会話に花が咲く。料理の得意な人がいて、季節ごとの食材の使い方を教えてくれる。ゴーヤーチャンプルを作る際、ゴーヤーの苦みのとり方もここで学んだ。 さて、この銭湯では時折、館内放送が流れる。「化粧を落としてから入 […]

ほろほろ通信『通勤途中のそうじのおじいさん』志賀内泰弘

豊橋市の盛岡明美さん(58)は、自家用車で通勤している。その途中の道で見かける光景について便りをいただいた。 3年くらい前から、歩道や車道のそうじをしている人たちをときどき見かけるという。40から50歳くらいの7、8人の男性で、全員が同じ黄緑色の作業服を着ている。何度か見るうちに、通りに面した平屋の小さな会社の社員さんらしいことがわかった。 ところが、そうじをするのは、自分たちの会社の周りだけでは […]

ほろほろ通信『いくつになっても子どもは子ども』志賀内泰弘

春日井市の加藤みつ江(62)さんは今年の3月、父親を亡くした。妻が亡くなってから急に元気がなくなり、認知症が進み足腰も弱った。やがて食事もできなくなり入院を余儀なくされた。 危篤状態になった時、加藤さんはご主人と共に駆け付けた。思わず手を握り締める。すると、うっすらと目を開けた。その時のことだ。すぐ後ろに立っていたご主人に向かってうなずいたのだ。それも何度も何度も。まるで頭を下げているかのように見 […]

ほろほろ通信『親ばかですが』志賀内泰弘

名古屋市緑区の村山佳代さん(51)が、高校三年生の息子さんと出掛けた帰り道の話。 名古屋駅からJRに乗った。夜遅い時間だったので、ほとんど乗客はいない。ドアが開いて乗り込み、席に座ろうとすると、息子さんは少し離れた所へ歩いていってしまった。「やっぱり年ごろの男の子は母親と一緒に座るのは嫌なんだなあ」と、ちょっと寂しい思いがした。 ところが、息子さんは誰もいない席に置いてあった空のジュースのペットボ […]

ほろほろ通信『あいさつで人生が変わる』志賀内泰弘

名古屋市南区の内山美恵子さん(63)は25歳で結婚。ご主人が養子に来てくれた。 新婚旅行から帰った翌朝のこと。先に起きて朝食の支度をしていると、ご主人が2階から降りてきて、内山さんの両親に「おはようございます」と言った。実は内山さんの家では、家族同士で「おはよう」と言う習慣がなかった。その一言のおかげで、すぐに家族として打ち解けて仲良く暮らすことができたという。 内山さんは細い道路を自転車で通ると […]

ほろほろ通信『百歳の誕生日を前にして』志賀内泰弘

特別養護施設に入居していた小牧市の三和稔さん(74)のお母さんは、去る9月20日の敬老の日が、なんと百歳の誕生日。施設では誕生会を準備していた。ところが、6日に容態が急変し亡くなられてしまった。 三和さんは7人兄弟の長男。以前は自宅で母親の介護をしていたが、高齢になり世話ができなくなってしまった。老々介護だ。やむをえず施設を利用したが、実に献身的に面倒をみてくれたという。 担当のスタッフ7人が交代 […]

ほろほろ通信『夢に見た天童よしみコンサート』志賀内泰弘

名古屋市千種区の河岸ひと美さん(43)の母親は、天童よしみの大ファン。コンサートに行くのが夢だった。念願かないチケットを買うことができ、その日を楽しみにしていた。ところが、コンサートの一カ月前に病気で倒れてしまう。幸い命に別状はなかったが、認知症になり外出もままならなくなった。 涙ながらに「天童よしみに会いたい」と言う。何の趣味もなく、家事や子育てだけに生きてきた人生だった。何とか行かせてやりたい […]

ほろほろ通信『思いやりでいっぱいの学校』志賀内泰弘

稲沢市の加賀くみ子さん(56)には4歳になる男の子のお孫さんがいる。生まれつき耳が不自由だった。でも娘さんには「隠したりせず明るく堂々と育てなさい」と励ましてきた。 2歳から愛知県立一宮聾(ろう)学校へ通い始めた。9月に運動会、11月には学習発表会があり初めて夫婦で出掛けた。お孫さんは発表会で「桃太郎」の劇を一生懸命に演じた。廊下を歩いているとすれ違いざまに、先生がお孫さんに「上手にできたね」「大 […]

ほろほろ通信『見ていてくれる人がいる』志賀内泰弘

豊川市の小池啓子さん(60)は、清掃の仕事をしていた。6年前、大きな工場へ派遣された時のこと。社員さんに「おはようございます」とあいさつをしたが、ほとんど返事がなく寂しい気がした。でも「自分は雇われの身の掃除のおばさんだから」と言い聞かせて頑張った。 高校を卒業する時、父親に言われたことを思い出した。「お天とう様はお見通しだ。陰日なたなく働け」と。当時は反発したが、そのことが頭の片隅に残っていた。 […]

ほろほろ通信『ハッピーセットを届けたい』志賀内泰弘

安城北中学1年の金田千咲さんは小学1年の時からボランティアサークルに参加している。大人も子どもも性別も関係なく集まった人たちが一緒になり、植樹や川べりのごみ拾いなどさまざまなボランティアをする。 8月8日には安城七夕祭りの会場で、訪れた 子どもたちに風車の作り方を教えた。子どもはもちろん、そのお母さんたちも喜んでくれ、「うちの子もこのサークルに入れたい」「活動はほかにどこでやっているの」と尋ねられ […]

>プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

ゆっくりでいい。一歩ずつでいい。
自分のできる範囲でいいから、
周りのことを思いやる世の中を作ろう

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