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ほろほろ通信

ほろほろ通信『心が詰まった腕時計』志賀内泰弘

今年の4月1日。大府市の加古有子さん(46)の中学3年生の娘さんが、中2の時のクラスの仲間で「あいち健康の森」へ遊びに行ったときの話。 帰りにどこかでお茶を飲もうということになり、自転車で移動する途中でハッとした。前の籠に入れておいた腕時計がない。10歳の「二分の一成人式」のお祝いに、父親からプレゼントしてもらった大切なものだった。普段は使わないので、ケースに入れてしまっている。 どこかで落とした […]

ほろほろ通信『先生を泣かせます!』志賀内泰弘

この春、伊藤正明先生(37)は前任校の東海市富木島中学校で、特に思い出深い一人の生徒を高校へ送り出した。 それは1、2年生のときに担任をした田中あずささんだ。彼女は左耳が難聴というハンディを負っている。そのため、教室では前の方の席になるように配慮してきた。しかし、本人は大変活発で駅伝の代表選手に選ばれたり、ハンドボールでは日本オリンピック委員会(JOC)ジュニアオリンピックにも県代表として出場した […]

ほろほろ通信『保育園児からの手紙』志賀内泰弘

名古屋市北区の川口伊津子さん(73)の義母は、11月5日で満99歳になる。昨年、白寿のお祝いをした。その義母が73歳の時の話。 家の近くにある保育園の女の子から一通の手紙が届いた。M子ちゃんだ。「敬老の日に地域のお年寄りに感謝の手紙を書こう」という園の行事として書かれたものだった。昔、小学校の先生をしていたこともあり、子どもが大好きだった。筆まめでもある。すぐに「ありがとう」と返事を書いた。 その […]

ほろほろ通信『10年前の「じゃこめし」がきっかけで』志賀内泰弘

4月24日付「ほろほろ通信」で、尋ね人の話を紹介した。中川区の岡村幸栄さんの母親は、10年ほど前、市バスの中で中年の女性に声をかけられた。病気の母親の介護に実家を訪ねるところだという。「一緒に食べるためお弁当を5つ作ってきました。私の母とお姿が重ってしまって。食べていただけませんか」と言われて差し出されたのが「じゃこめし」だった。 幸栄さんは、今、病床にある母親から頼まれた。「なぜあの時、名前・住 […]

ほろほろ通信『おばあちゃんの知恵・レジ袋』志賀内泰弘

以前の「ほろほろ通信」で、「たかがレジ袋…」という話を紹介した。家族で買い物に出掛けた際、子どもが吐いてしまった。そのとき、年配の女性がティッシュとコンビニのレジ袋をくれ助かった。「今度は私が人の役に立てるように、かばんの中にレジ袋を常備しています」という話だ。 南区の石田富美子さん(51)も同様の体験をしたことがあるという。結婚して間もないころのこと。食事の帰り道、地下鉄の中でご主人の気分が悪く […]

ほろほろ通信『段ボール箱を探して』志賀内泰弘

東浦町の尾関千草さん(53)の娘さんは保育園に勤めて3年目。休日も行事の準備に追われている。尾関さんは以前、中学の先生をしていた。娘さんをゼロ歳から保育園に預けて働いていたため、幼い頃に十分に話に聞いてやれなかったことが心残り。その分、今できるかぎり仕事の悩みの相談に乗っている。 保育園の卒園式のため、アーチを作ることになった。冷蔵庫が入っていたくらい大きな段ボールが必要になる。尾関さんは娘さんと […]

ほろほろ通信『祖父の気風を見習って』志賀内泰弘

東浦町の新美貞子さん(78)の実家で家を建て替えたときのこと。ほこりだらけの古い木箱が出てきた。中を開けると、古文書が入っている。もらい受けて一つずつ調べていく中で、大学ノートくらいの大きさの一枚の和紙に目が留まった。 「愛知県尾張国知多郡有脇村 金五銭 石川豊作 明治二十九年六月県下津浪の際罹災者救済トシテ頭書ノ通恵興候段殊勝ニ候事 明治三十一年八月一日 宮城県知事従四位勲二等大浦兼武 岩手県知 […]

ほろほろ通信『この名前の方はいらっしゃいませんか』志賀内泰弘

平成22年3月28日付「ほろほろ通信」で、郵便配達員さんの「ちょっといい話」を取り上げて以来、「私も」と同様の投稿が続いている。今日は、豊橋市の井上千代さん(41)の話。 昨年の夏ごろのことだ。30歳くらいの郵便配達の男性が井上さんの家を訪ねてきた。 「名字と住所を見るとお宅で間違いないと思うのですが、この名前の方はこちらにいらっしゃいませんか」という。手には茶色の大封筒を持っていた。「いいえ」と […]

ほろほろ通信『六十歳の就職活動』志賀内泰弘

春日井市の寺嶋みち子さん(60)は、昨年の10月に28年間勤めていた会社を定年退職した。いくらかの蓄えもあるが、それだけでは先が不安。働くことで世の中のためになりたいとも思い就職活動を始めた。 ハローワークや就職情報誌で捜した約30社に電話。何社か面接を受けたがすべて不採用。新卒さえ難しい時代、年齢だけで不利になる。ある程度覚悟はしていたが、改めて厳しい現状を思い知らされた。 ある会社では「60過 […]

ほろほろ通信『たかがレジ袋…』志賀内泰弘

1年ほど前。津島市の杉浦喜久弓さん(38)が、家族でショッピングモールへ出掛けたときの話。 衣料品店で、当時5歳の息子さんが気分が悪いと言う。昼食の食べ過ぎか何か原因はわからなかったが、吐きそうなそぶり。とっさに「商品を汚してはいけない」と思い慌てて広い通路へと連れ出した。 次の瞬間、倒れこむようにして下を向き戻してしまった。杉浦さんは両手で受け取ったが、床一面に広がる。ハンカチとティッシュ、さら […]

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プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

ゆっくりでいい。一歩ずつでいい。
自分のできる範囲でいいから、
周りのことを思いやる世の中を作ろう

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