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ほろほろ通信

ほろほろ通信『六十歳の就職活動』志賀内泰弘

春日井市の寺嶋みち子さん(60)は、昨年の10月に28年間勤めていた会社を定年退職した。いくらかの蓄えもあるが、それだけでは先が不安。働くことで世の中のためになりたいとも思い就職活動を始めた。 ハローワークや就職情報誌で捜した約30社に電話。何社か面接を受けたがすべて不採用。新卒さえ難しい時代、年齢だけで不利になる。ある程度覚悟はしていたが、改めて厳しい現状を思い知らされた。 ある会社では「60過 […]

ほろほろ通信『たかがレジ袋…』志賀内泰弘

1年ほど前。津島市の杉浦喜久弓さん(38)が、家族でショッピングモールへ出掛けたときの話。 衣料品店で、当時5歳の息子さんが気分が悪いと言う。昼食の食べ過ぎか何か原因はわからなかったが、吐きそうなそぶり。とっさに「商品を汚してはいけない」と思い慌てて広い通路へと連れ出した。 次の瞬間、倒れこむようにして下を向き戻してしまった。杉浦さんは両手で受け取ったが、床一面に広がる。ハンカチとティッシュ、さら […]

ほろほろ通信『献血という貢献もある』志賀内泰弘

江南市の看護師・仙田八千代さん(47)は、被災者のために何ができるのかをずっと考えていた。登録していた災害支援ナースの本部から「災害地へ行ってくれませんか」と要請があった。「ぜひ」とは思ったが、勤務先の仕事がありどうしてもかなわない。日々、何もできないもどかしさが募っていた。 そんな時。人づてに歌手の松山千春さんの言葉を耳にした。 「お金のある人はお金を出せばいい。力のある人は力を出せばいい。知恵 […]

ほろほろ通信『これがないと生きていけない』志賀内泰弘

名古屋市港区の田中智世さん(44)の長男は、4月から建築関係の会社に就職した。その会社の研修を受けたときの話。帰ってくるなり家族全員に名刺を配ってくれた。正式入社の前だが、新入社員全員に50枚ほど名刺を作ってくれたのだという。それが実にユニークなものだった。 名前の上に「入社予定者」という肩書きが付いている。裏面には、びっしりと自己PRが書かれていた。 【好きなこと、興味があること】車、スノーボー […]

ほろほろ通信『結婚式を延期して』志賀内泰弘

浅田孝枝さん(47)は、 名古屋市内にある結婚式場の社長をしている。東日本大震災の影響で、何組かのカップルが挙式・披露宴の延期を余儀なくされているという。参列予定の親戚が被災してしまった。その苦労を考えると、とても自分たちだけが幸せな気分にはなれないと。 そんな中、新郎が自衛官だという新婦さんから電話が入った。急きょ、被災地で救援活動をするために現地に派遣されたのだという。挙式の予定は5月。本来な […]

ほろほろ通信『僕の実家は仙台です』志賀内泰

18日は豊明市の星城高校の終業式だった。この日、生徒会やクラブ活動部員が主体となり、東日本大震災の被災者のため名鉄前後駅で街頭募金を行った。 その場に立ち会った先生が、ソフトボール部の一人の女子生徒が泣いているのに気付いた。新二年生の中島麻実さんだ。「どうしたの」と尋ねると、募金箱にお金を入れてくれた男性のこんな言葉に感動したのだという。 「僕の実家は仙台です。君たちの活動がすごくうれしい。ありが […]

ほろほろ通信『ボール供養で道に迷って』志賀内泰弘

昨年の12月4日。あま市の山本ゆかりさん(47)は、二十歳になる娘さんと二人で、千種区の医王寺まで出掛けた。この日行われた「ボール供養」に参加するためだ。サッカーや野球などあらゆるボールに感謝をして供養するという珍しい祭事である。 ところが地下鉄茶屋ヶ坂駅で降りて住宅街で道に迷ってしまった。タクシー会社の看板が目についた。表で車を洗っていた人に尋ねた。タクシー会社ゆえに道には詳しいはず。タクシーに […]

ほろほろ通信『お地蔵様の涙』志賀内泰弘

知立市の池田静子さん(83)は農業を営んでいる。20年ほど前、区画整理で先祖代々の土地から離れたところで新たに田を耕すことになった。その片隅には、小さなお地蔵様が立っていた。 明治時代からのものらしい。池田さんは幼いころからおばあさんに教えられていた。「お地蔵様を見かけたら、手を合わせて拝みなさい。きっと守ってくださるよ」と。それを思い出し、花と水を供えてお参りしていた。 ある日、農道で車の衝突事 […]

ほろほろ通信『事故現場に現れたタイガーマスク』志賀内泰弘

1月29日午後7時すぎ、森林公園ゴルフ場前の道路でのこと。尾張旭市の三代川裕美さん(51)の息子さんが自動車事故を起こしてしまった。車は天地がひっくり返り10メートルも滑って止まったが、幸い対向車も通行人もなかった。なんとか窓からはい出したという。 そこへ通りがかりの2台の車から男性が駆けつけてくれ、大破した車を脇へ寄せてくれた。さらに三人の若い男性も加わった。発煙筒をたき、警察官と一緒になり「車 […]

ほろほろ通信『また高山へ行きたい』志賀内泰弘

一宮市の森靖夫さん(68)は5年前、脳梗塞で倒れ歩行や会話が困難になった。しかし、リハビリのおかげでみるみる回復。その時、お世話になったのが若い理学療法士の裕子先生だった。 腰にベルトで作った輪を付け、補助しながらゆっくりと歩く練習をしてくれた。大きな声で「あいうえお」の発生練習。さらに本の朗読も。退院後も、週に1回の訪問でリハビリを続けていた。 ところが、その裕子先生の父親の具合が悪くなり、病院 […]

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プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

ゆっくりでいい。一歩ずつでいい。
自分のできる範囲でいいから、
周りのことを思いやる世の中を作ろう

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