ほろほろ通信
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ほろほろ通信『救急車が来るまでに』志賀内泰弘<中日新聞掲載2013年4月14日>

今から4年前のこと。 小牧市の運輸・倉庫会社に勤める吉川知宏さん(40)は、いつものように同僚とランチに出掛けた。事務所に戻ると、その同僚は机に顔を伏せて仮眠を取った。 ところが、休憩が終わる午後1時を過ぎても起きない。「よく寝てるね」と笑いながら周りの人が声を掛けた。よく見ると青ざめた顔をしている。意識がなく呼吸もしていなかった。慌てて救急車を呼んだ。 社員の一人が胸骨圧迫と人工呼吸の処置をした […]

ほろほろ通信『お母さんを尊敬しています』志賀内泰弘<中日新聞掲載2013年4月7日>

名古屋市緑区の橋本佳乃さん(14)が、お母さんと歩道を歩いていたときのこと。ふと足元に、たばこの吸い殻が落ちているのが目に入った。 佳乃さんは腹が立ち「誰が捨てたんだろう。だめだね」と口にした。お母さんはそれには何も答えず、黙って吸い殻をサッと拾い、かばんから取り出したレジ袋に入れた。 それを見て、自分は怒るだけで何もしなかったことに恥ずかしくなったという。 実は、佳乃さんのお母さんにとっては、い […]

ほろほろ通信『次に予約でお待ちの方が』志賀内泰弘<中日新聞掲載2013年3月31日>

名古屋市天白区の安江泰樹さん(38)が天白図書館へ出掛けたときの話。 ある本を借りようとして手を伸ばすと、もう1本の腕が差し出された。安江さんは思わず手を引っ込めた。すると、相手も手を引いた。同い年くらいの男性だった。 「あっ、どうぞ」と言うと、相手も「いやいや、よかったらどうぞ」と。 まるでコントのように3度、4度と譲り合いを繰り返した。 それから1カ月ほどたったある日のこと。その男性と再び図書 […]

ほろほろ通信『伝統の「つくしご飯の会」』志賀内泰弘<中日新聞掲載2013年3月17日>

去る3月6日、愛西市の八輪小学校で「つくしご飯の会」なる催しが行われた。 この春卒業する6年生を祝うとともに、その家族や先生、お世話になった交通指導員、評議員、PTA役員など地域の人たちが集まり、一緒に「つくしご飯」を食べる。昭和初期から続く伝統のイベントだ。 2月下旬から今月上旬にかけて、小学校の学年ごと、さらに家庭や地域でツクシ摘み会を行って集める。料理は6年生の保護者が担当。つくしご飯の他に […]

ほろほろ通信『子どもたちからの感謝状』志賀内泰弘<中日新聞掲載2013年3月10日>

江南市の高橋ちどりさん(75)は、6年前からボランティアで防犯パトロール隊員を務めている。小学校の分団登校に付き添い、無事に校門まで見送るのが仕事だ。 毎朝4時に起きて食事の支度などの家事を済ませて出掛ける。7時40分に担当する分団の集合場所へ。 子どもたちに「おはよう」と声を掛けると「おはようございます」と返ってくる。これは「あいさつ運動」の一環でもある。 約70人の子どもに対して付き添いは高橋 […]

ほろほろ通信『困っている人に優しくしなさい』志賀内泰弘<2013年3月3日>

岩倉市の梅田由美子さん(47)は10年前に離婚し、無我夢中で働いて子どもを育ててきた。 つらい時、いつも周りの人に助けられ、今日まで生きてこられたという。その恩返しと思い、困っている人に親切にしようと心掛けている。 さて、梅田さんの娘さんの昨年秋ごろの出来事。通勤途中、名鉄犬山線が故障で停車した。扶桑駅で降り、タクシー乗り場に行くと長蛇の列。仕方なくタクシーを待つが、なかなか来ない。 ようやく次は […]

ほろほろ通信『娘の命日に集まって』志賀内泰弘<中日新聞掲載2013年2月24日>

豊田市の加藤真弓さん(57)の三女知永(ちえ)さんは、中学2年のときに重い病気にかかった。治療のかいがあり一時回復したが、高校受験の翌日に再発。合格通知が届いたものの、1日も高校へ通うことなく亡くなってしまった。2001年11月23日のことだった。 その翌年の命日。知永さんが通っていた中学校のバレーボール部顧問の鶴田容子先生が、バレー部のOBや現役部員を連れてお参りに来てくれた。加藤さんは「なぜ、 […]

ほろほろ通信『一番の親孝行は何だろう』志賀内泰弘<2013年2月17日>

春日井市の野々川明子さん(33)は19歳のとき、マンションを借り、友達とルームシェアをして暮らし始めた。 「今が楽しければいい」とフリーターをしながら気ままで自由な生活。実家までは車で20分ほどの距離だったが、年に1、2回しか帰らなかった。 23歳とのとき、旅行先の海外のホテルに電話が入った。父親が倒れたという。慌てて帰国すると、父親は病院のベッドに横たわり、会話すらできない状態。脳梗塞だった。 […]

ほろほろ通信『おいしい野菜をありがとう』志賀内泰弘<中日新聞掲載2013年2月10日>

田原市の惣卜 裕崇(そうぼくひろたか)さん(25)が高校2年のころの話。 実家がキャベツ農家で、ほぼ1年中、食卓にキャベツが出されていた。キャベツの千切りにキャベツの炒め物…。あまりにも続くので、ある日「こんなに毎日毎日、同じもの出しやがってふざけるな」と、キャベツが載ったお皿を床にたたきつけてしまった。 両親はあきれた表情を通り越し、悲しい顔をしていた。母親が割れた皿を拾っている光景が今も忘れら […]

ほろほろ通信『名鉄のアナウンスが変わった!?』志賀内泰弘<2013年2月3日>

小欄で昨年11月、頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアで首や手の痛みに悩む名古屋市内の女性の話を紹介した。 2歳の娘さんを抱いて電車に乗った際、痛みが限界になり「席を譲っていただけませんか」と10人以上の乗客に頼んだが断られた。そんな中、高校生3人組に親切にされ救われたという投稿だ。 その後日談。話が掲載された翌日のこと。 女性の友人から「読んだよ」と電話があり、「今日ね、こんなことがあったの」と話し始 […]

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プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動とは?

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自分のできる範囲でいいから、
周りのことを思いやる世の中を作ろう

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