『人生最後の車』|親孝行大賞受賞作品
【ペンネーム】母娘で同じ色の車さん 【性別】女性 【年齢】40代 【住所】福島県福島市 【「親孝行大賞」のタイトル】 人生最後の車。 【「親孝行大賞」の本文】 母は10年ごとに、自分で自動車をローンで購入していました。ふと、「次買う車がきっと最後の車になると思う」と言った母。å10年乗ったら、75歳。そろそろ免許返納も考える頃だと。 最後の車くらい、自分の好きな色・オプションをつけさせてあげたい。 […]
「親孝行大賞」第1回から第3回までの応募総数2,530件の中から選りすぐりの親孝行にまつわるいい話をご紹介いたします。
【ペンネーム】母娘で同じ色の車さん 【性別】女性 【年齢】40代 【住所】福島県福島市 【「親孝行大賞」のタイトル】 人生最後の車。 【「親孝行大賞」の本文】 母は10年ごとに、自分で自動車をローンで購入していました。ふと、「次買う車がきっと最後の車になると思う」と言った母。å10年乗ったら、75歳。そろそろ免許返納も考える頃だと。 最後の車くらい、自分の好きな色・オプションをつけさせてあげたい。 […]
【ペンネーム(掲載時のお名前)】てぃーたんさん 【性別】女性 【年齢】33 【住所】東京都武蔵村山市 【「親孝行大賞」のタイトル】 「ごめんなさい」より感謝の言葉を 【「親孝行大賞」の本文】 病室の中、一定のテンポで刻まれる機械音と管から漏れる呼吸だけが静寂を裂いていた。「今夜が山です」とドラマのような決め台詞を口にしてその場を後にする医師の姿を横目に、私は途方に暮れて涙を流すことしか出来なかっ […]
【ペンネーム】BKHさん 【性別】女性 【年齢】50代 【住所】愛知県名古屋市 【「親孝行大賞」のタイトル】 雀の涙 【「親孝行大賞」の本文】 私は、大学四年生の最後の三月までお小遣いをもらっていた。もちろんアルバイトはしていたが、遊ぶためにお金はいくらあっても足りなかった。 それには一応理由があり、社会人になったら親には一切援助されない覚悟で、だったらしっかり、もらえる時にもらっておこうという考 […]
【お名前】大藤さん 【性別】男性 【年齢】70代 【住所】福岡県 【「親孝行大賞」のタイトル】 親父との一本勝負 【「親孝行大賞」の本文】 親父が病院から外出の許可をもらったので久しぶりに家族水入らずで近くの公園に散歩に出かけた。 緑の芝生を歩くことが気持ちよさそうで、親父は私に、一丁やるか、と声をかけてきた。母や妹は、やめなさいよ、と笑いながら言っているが止めてはいない。 よし、私も応じた。親父 […]
【ペンネーム】木立慈雨さん 【性別】男性 【年齢】50代 【住所】宮城県石巻市 【「親孝行大賞」のタイトル】 ありがとう子どもたち 【「親孝行大賞」の本文】 子育てはスリリングだ。特にやんちゃな男の子二人を授かった我が家では、特に保育園時代の忘れがたいエピソードが多い。それも一般家庭では事件というような代物だ。 例えばディズニーランドでの出来事。次男が柵に首を突っ込んでそのまま抜けなくなった。思 […]
【ペンネーム】おとみさんさん 【性別】男性 【年齢】70代 【住所】大阪府吹田市 【「親孝行大賞」のタイトル】 おてんば母さん 【「親孝行大賞」の本文】 母は8年前に102才で亡くなりましたが、おてんばで子どものように天真爛漫な人でした。90歳ぐらいから足が弱って長い距離を歩けなくなり、車椅子で出かけるようになりました。 ある日、バラ園が有名な大きな公園に一緒に行った時に、母が大きな観覧車を見つけ […]
【お名前】宮本さん 【性別】女性 【年齢】10代 【住所】大阪府高槻市 【「親孝行大賞」のタイトル】 親孝行の形 【「親孝行大賞」の本文】 私の母は頑張り屋だ。父が仕事で家を開けることが多くても、子育てと家事を両立し、何一つ手を抜かなかった。 年子の兄と私の面倒を一人で見ることは、とても大変だっただろう。兄はとてもやんちゃな性格で、大きな声を出しながら家中を走り回り、母を困らせたそうだ。 私は兄と […]
【ペンネーム】はなまるさん 【性別】女性 【年齢】20代 【住所】東京都調布市 【「親孝行大賞」のタイトル】 孫の顔を見せる 【「親孝行大賞」の本文】 「孫の顔を見せる」 広く認知されている親孝行の方法である。しかし、なんのあてもない独身の娘には残酷な響きである。 不妊の可能性あり。はじめから産めないとわかっているから、誰かと結ばれることをも躊躇する。自分ではあきらめがついている。 しかし両親には […]
浜松市立都田中学校 鈴 木 舞 歩様の作品 親孝行大賞コンテストということで、母にどのようなことが嬉しいかを聞いた。 すると 「日頃の家事を手伝ってくれるのが一番嬉しい。一つやることがなくなるだけでとても楽になるし、長い休みの間はほぼ全て手伝ってくれるからすごく助かっている」 と言っていた。 それを言われてとても嬉しい気分になったのだが、その時に家事を母の仕事だと思ってしまっていたことに気がついた […]
神奈川県横浜市 畑心様の作品 いつの日からか、母の手伝いをするようになりました。最初は興味のあった料理から。 少しずつ洗濯をしたり、服を畳んだりしたりするようになりました。 段々と母のしていたほとんどの家事をできるようになり、母がいなくても一人で家事をできるようになったのです。 買い物に行き、予算内でできるものを考え、残ったものを使えるようにメニューを考えます。料理の合間に洗濯をし、掃除をして過ご […]